もっとうまく撮影できるようになってTwitterでも反応をもらったり、レイヤーさんが満足してくれるような写真が撮りたい。
今回はカメラマンさん向けにこんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- もっとコスプレ撮影が上手くなるためのコツ7選!
- 実際に私自身が実践した内容を全公開。
- 具体的に「何をすれば良いか」行動レベルまで解説。
私自身はコスプレ撮影歴は8年ほど。
今では毎週末に予定をもらってスタジオやロケで撮影を楽しんでいます。
コスプレ撮影の世界って誰もテクニックやコツを教えてくれませんよね。
ほとんどの人が何となくで撮影しているかと思います。
でもただ撮影を重ねるだけでは、なかなか上達しませんし、新しい撮影に繋げることはできずに停滞を感じていたのです。
「これではいけないな…」と思い、私自身も色々と試行錯誤しながら撮影しました。
その結果、ありがたいことに今では毎週撮影予定が埋まり、自分が撮りたいと思う作品やキャラクターが撮れて、コスプレ撮影を本当に楽しんでいます。
今回はそんな経験を踏まえて、私自身が実践している「コスプレ撮影上達のコツ」を解説します。
もっとコスプレ撮影がうまくなるコツ7選
結論、コスプレ撮影を上達させるコツは「1回1回の撮影を大切にすること」です。
ただ漫然と撮影するのではなく、しっかりと準備して目標を決めて撮影に臨むこと。
1回1回の撮影に真剣に向き合うことで、自分のレベルがアップすると実感しています。
具体的な行動は以下の7つを繰り返し行うことです。
【コスプレ撮影上達のコツ 7選】
- 【一番大切】撮影までに作品を見直す。
- 手持ちのカメラ、機材の使い方を理解する。
- Twitterで参考にしたい写真を集める。
- プロの撮り方、構図を勉強する。
- 撮影前に「撮りたい写真のイメージ」を決める。
- 撮影後に「撮った写真の振り返り」を行う。
- 6つのコツを繰り返して様々な撮影シーンに慣れる。
①【一番大切】撮影までに作品を理解しておく
「撮影当日までにしっかりと作品を理解しておくこと」
これが一番重要です。一度見た作品であっても、もう一度見直しておくと良いです。
なぜならコスプレ撮影は、写真を通じて作品の雰囲気を表現するもの。
撮影場所、構図、明るさ、色合い。写真を作る要素の全てが「作品の雰囲気が土台となっているから」です。
作品を知らずに撮影に行ったらどうなる?
作品の雰囲気に合っていない「使えない写真」を量産することになってしまいます。
またレイヤーさんと撮りたい写真でのズレが生じることになるでしょう。
こんな事態が想定されます。
撮った写真を見せると…
こうなると次回以降、新しい撮影予定を入れることは難しくなるでしょう。
アニメをスマホで見ながら、撮影シーンを考える。
作品を勉強するには、映像で視覚的に見れるアニメが一番良いです。
映像を通じて、シーンごとの雰囲気をそのまま感じ取ることができます。
おすすめの方法は、スマホでアニメを見れるVOD(ビデオオンデマンド)の活用です。
撮影の参考にできるシーンを集めるのに最適だからです。
スマホでアニメを見ながら、参考になりそうなシーンはストップして、スクリーンショットで残しておきます。
スクリーンショットを残しておけば、構図や色合いなど迷った時にぱっと見て参考にすることができます。
撮影予定が増えると、一ヶ月で何作品も見直すことがあります。
なるべく多くの作品数が登録されていて、かつスマホでも見やすいサービスが良いですね。
②手持ちのカメラ、機材の使い方を理解する。
次に大切なのは、自分のカメラや機材の使い方を理解することです。
使い方を覚えることで、自分の撮影できる写真の引き出しを増やせるからです。
具体的に言うと
「(カメラの設定や機材)を〇〇すると、こんな写真が撮れる」
という方式で引き出しを増やします。
例えば以下のような例です。
カメラマンの引き出しの例
- 「カメラのF値を、低くすると、ボケが強くなる」
- 「反射型のアンブレラを使うと、光が部屋全体に回せる」
- 「ソフトボックスを使うと、光の当たる方向を操れる」
- 「ソフトボックスにグリッドを使うと、さらに光の方向を操りやすくなる」
こういった引き出しを自分の持っている機材で作っておくようにしましょう。
撮影方法の引き出しを増やすメリットは?
引き出しが多いと、レイヤーさんや自分自身の「こんな写真が撮りたい」という要望に対応できるようになります。
こんな感じで、素早く対応できるようになります。
機材は実際の撮影で慣れることも大切ですが、普段からカメラを使ってみたり、使い方の解説記事でどんな役割があるかを理解することができます。
③Twitterで参考にしたい写真を集める。
他のレイヤーさんやカメラマンの写真を丸パクりするのはNGですが、イメージの参考にするのはOKです。
Twitterで自分が撮影するキャラクターや作品の写真を検索して、集めてみましょう。
Twitterでのコスプレ写真の集め方
- Twitter検索→「〇〇(キャラや作品名) コスプレ」で検索
- #コスプレ #cosplayとキャラ名、作品名で検索
これらの検索をすれば、自分の撮る作品に絞って検索することができます。
また普段から良いなと思った写真は、保存しておくのも良いです。
別のフォルダに入れておき、撮影前に見るとイメージが作りやすくなります。
私の場合は「参考写真集」というフォルダを作って、撮影の前日等に見返して参考になりそうな写真を探します。
④プロの撮り方、構図を勉強する。
プロカメラマンの撮り方や撮影した構図を学ぶのも写真上達のコツです。
本を見る方法と動画を見る方法の2種類があります。
本で学ぶ
【コスプレ撮影カメラマンが読んでおきたい本】
- 自分の使っているカメラの設定等を解説した本
- 撮り方や構図の作り方に関してプロが解説した本
- アイドルや有名レイヤーの写真集
- コスプレ撮影専門の本
カメラに関する本は、撮影したカメラマンが使っているカメラの設定や機材・被写体の配置などの撮り方図が載っています。
写真集も構図や撮り方の参考になります。
えなこさんなんかの有名レイヤーの本は欠かさず購入しています。
コスプレ撮影専門の本は非常に少ないですが、スモークやストロボ、カラーフィルターなどコスプレ撮影ならでは方法を学ぶ上では非常に参考になります。
コスプレ撮影の技術を学ぶのにおすすめの本はこちらでまとめています。
動画で学ぶ
youtubeでも多くのカメラマンが撮り方やノウハウを解説しています。
使っている機材なども同時に公開している方も多いです。
空いた時間で動画を見て、撮影方法を参考にしたいですね。
⑤撮影前に「撮りたい写真のイメージ」を決める。
撮影の前に「こんな写真を撮りたい」というイメージを持ちましょう。
撮りたい写真を考える時に必要な項目
- 構図
- 雰囲気
- 色合い
- ライティング
- 機材の配置や設定
いわゆる「今回の撮影の目標」を決めて、達成を目指すというスタイルの撮影です。
⑥撮影後に「撮った写真の振り返り」を行う。
ぜひおすすめしたいのが、一人反省会です。撮影した写真を現像や整理しながら
- 「どうしてうまく撮れたのか?」
- 「もう少しこうした方が良かった!次回はこうしよう!」
こんな風に写真について反省をします。
うまく撮れた写真は、設定やライティングなどをメモしておくと良いです。
同じような雰囲気や場所での撮影に活かせます。
⑦6つのコツを繰り返して様々な撮影シーンに慣れる。
最後に、これら6つのコツを繰り返して行い、撮影回数を重ねることです。
撮影には慣れも必要ですし、カメラを触らないとわからないことも多いでしょう。
1回1回の撮影でしっかり準備をしながら、イベント・スタジオ問わず撮影の頻度を上げていきましょう。
【まとめ】コスプレ撮影のコツはしっかりとした準備!!
ここまで7つのコスプレ撮影のコツを解説しました。
もう一度まとめてみましょう。
【コスプレ撮影上達のコツ 7選】
- 【一番大切】撮影までに作品を見直す。
- 手持ちのカメラ、機材の使い方を理解する。
- Twitterで参考にしたい写真を集める。
- プロの撮り方、構図を勉強する。
- 撮影前に「撮りたい写真のイメージ」を決める。
- 撮影後に「撮った写真の振り返り」を行う。
- 6つのコツを繰り返して様々な撮影シーンに慣れる。
繰り返しになりますが「事前に準備をしっかり行うこと」です。
1回1回の撮影で自分が成長できて、相手にも満足してもらえる撮影を積み重ねる。
撮影技術も上達しますし、新しい予定に繋げることができます。
ぜひ実行してみましょう。
「もう撮影まで時間が無い!」そんな時でも最低限やっておきたいこと。
そんな場合は、この3つだけでもやっておくことをおすすめします。
【おまけ】撮影機材を少しでも安く買う裏技!!
カメラ、レンズ、ストロボ…その他撮影機材ってどうしても高いですよね。
こちらの記事では、そんな撮影機材を安く買うための方法を公開しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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