- コスプレイベントで送った写真なかなか使ってもらえないな…
- イベントで知り合ったレイヤーさんともっと繋がれるようになりたい…
今回は野良・初心者カメラマンさん向けにこんな悩みにお答えします。
この記事の内容を参考にすれば、イベントで撮影して送った写真データをTwitterに掲載してもらえる確率が上がります。
もちろんTwitterに使ってもらえれば、イベントで撮影したレイヤーさんと相互フォローになる確率も上がります。ぜひ参考にしてみてください。
私自身スタジオ撮影をメインにしていますが、今でもコスプレイベントには積極的に参加しています。
そこで撮影データを送って使ってもらうことで、その後の撮影依頼に活かしています。
今なお実践中のデータを使ってもらうコツを公開するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
- コスプレイベントで撮影したデータを使ってもらうための3つのキーワード
- マナーを守った正しいデータの送り方(受け渡し方法)
- コスプレイベントデータを早く送る方法
- コスプレイベントでの撮影写真のクオリティを上げるコツ
結論として、コスプレイベントで撮影したデータを使ってもらうには以下の3つのキーワードを意識する必要があります。
掲載確率アップのための3つのキーワード
- マナー…正しいマナーでデータを送れているか?
- 早さ…イベント終了後、速やかにデータを送っているか?
- クオリティ…掲載したいと思う質の写真を撮影できているか?
この3つのキーワードに注意すれば必ず掲載確率は上がります。
正しい方法を解説していきましょう。
①「マナー」…守ってデータを送れているか?

まずは前提として正しいマナーでデータを送れていることが大前提となります。
基本的に撮影データは、ギガファイルなどのオンラインストレージにアップロードして、ダウンロード用のURLをTwitterのDM(ダイレクトメール)に送付します。
リプなど、不特定多数の人が見れるところにURLを張り付けるのは厳禁です。
以下に注意したいものを一覧まとめてみたので、まずはできているかチェックしてみてください。
マナーを守ったデータの送り方
- 必ず敬語で、丁寧な文面でDMを送る。
- 必ずTwitterのDMで、データをアップロードしたURLを記載して送ること。
- ギガファイル便やGoogledriveなど馴染みのある方法で送る。
- Twitterのリプ欄にURLを張り付けたり、1枚1枚DMで送るのはNG。
- 最後に撮影のお礼を欠かさずに。
マナーの点については、上記のポイントに気をつけて送れば問題ありません。
正しい敬語ではなくても、丁寧さが伝われば全く問題ありません。
データの送り方やDMの文面はどうすれば良いの?
ギガファイルなどのオンラインストレージの解説や、DMでデータを送る際の文面など…正しいデータの送り方についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。

【データを送る時のコツ】一緒にサンプルを1枚送る!
イベント終了後、レイヤーさんのTwitterにはたくさんのデータDMが届きます。
URLだけのDMでは、見る優先度が下がってしまうこともあるかもしれません。
そんな時のコツとして、データの中から自信のある1~2枚程度をサンプルとして別途画像で送付すると良いでしょう。
「こんな感じで撮影しました!」というPRになります。
もしそこで気に入ってもらえれば、優先的にデータを見てもらえる確率が上がります。
②「早さ」…イベント終了後速やかにデータを送る!

次のポイントとしては、撮影終了後のデータをレイヤーさんに送る早さです。
データは早ければ早いほど良く、当日から次の日までに送るのがベストです。
レイヤーさんはイベント終了後、速報用として写真をアップしたいと思っています。
なのでデータはとにかく迅速に送るのがベストです。
早いカメラマンは、イベント中に送る人もいるそうです…
逆にデータは遅ければ遅いほど掲載確率は下がります。
よほど他のカメラマンより写真のクオリティが高くない限りは使われる確率は少なくなります。
爆速でデータを送る4つの方法!!
ではデータを早く送るためにはどうすれば良いのでしょうか?
私自身も実践するデータを早く送る方法を解説します。
- ipadでデータを編集できる環境を整える。
- イベント撮影用の設定を現像のプリセットとして保存しておく。
- イベント終了後に編集できるようにノートパソコンを持参する。
- ネットカフェなどでデータを編集する。
1、iPadでデータを編集できる環境を整える
この方法を使えば、イベントの並び途中にデータを編集することができます。
実際に実践しているカメラマンもちらほら見かけますね。
まずはタブレットを用意します。
携帯性と写真編集機能に優れたiPadなどが一番ベストですね。
iPadにはあらかじめ写真編集ソフト(LightroomやPhotoshopなど)をインストールしておくことが可能です。現像もipadでできるようにしておきましょう。
ほとんどの一眼レフやミラーレス一眼には、デバイスに撮影写真を無線で転送できるWi-Fi機能が付いています。この機能を利用して、撮影中にデータをipadに転送します。
そしてイベントの空き時間や撮影待ちの並んでいる時間を活用してデータを編集して送付します。
とにかく爆速でデータを送りたいという人に一番おすすめできる方法です。
そしてこの機能を使えば、撮影中にタブレット画面でレイヤーさんに写真を確認してもらうこともできます。イベントだけでなく、スタジオ撮影でもとても役立つ機能なので持っておいて損はないと思います。
2、イベント撮影用の設定を現像のプリセットとして保存しておく
プリセットとは現像ソフトで自分が気に入った設定や調整を保存しておく機能です。
撮影データを現像してから送りたいカメラマンさんは、あらかじめイベント用の現像設定をプリセット機能で保存しておきましょう。
一度プリセット保存しておけば、あとは細かい調整をして一括で現像できます。
現像にかかる時間を大幅短縮して、かつ写真のクオリティも保つことができます。
イベントは屋外での開催が多いので、屋外での写真設定を元にプリセットを作っておくと良いですね。
3、イベント終了後に編集できるようにノートパソコンを持参する
私自身は、イベント終了後すぐに編集できるようにノートパソコンを持っていきます。
そしてイベントが終わったらカフェに行ったり、アフターをしながらでも一括現像と細かい修正をかけてとにかく早く送付します。
そんな時に役立つのが、パソコン用のモバイルバッテリーです。
大容量である程度長い時間もつモノを愛用しています。
コンセントがあるお店なら良いのですが、どこでもあるわけではありません。
現像は特に電池を多く使うので、必需品と言えるアイテムです。
4、ネットカフェなどでデータを編集する
ノートパソコンなどを持っていくのが面倒…現像もしないのでサクッと送りたい…
そんな時にはネットカフェでデータをまとめて送ればOKです。
ネットカフェなら多くの駅や町中にあるでしょうし、帰りにサクッと送ることもできます。
③「クオリティ」…結局一番大事!腕を磨こう!

結局のところというと元も子もないかもしれませんが、一番大事なのは写真の出来です。
「掲載したい!」と思えるような写真を撮影できるように腕を磨きましょう。
イベント撮影ではロケーションによる差は付きにくいので、純粋に顔や衣装が綺麗に映った「いわゆる盛って撮ったモノ勝ち」となりやすいのが特徴です。
「近距離で、撮影する角度に気を付けながら、顔や体全体のバランスを盛って撮れるか?」
この視点で撮影を行いましょう。
最初からいきなり掲載してもらえる写真が撮れると思わずに、慣れと改善を積み重ねていきましょう。
以下にイベントでの撮影時のコツと関連記事をまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。
イベントの撮影写真をレベルアップするコツ
- イベント写真の下調べをする
- イベントでの撮り方の構図を学ぶ
- ストロボなど機材を使って撮影する
- 自然光でも綺麗に撮れる方法を学ぶ
- 現像を学ぶ
1、イベント写真の下調べをする
参加するイベントの過去写真を参照すれば、他のカメラマンがどんな撮り方をしているかを参考にすることができます。
「#○〇〇(イベント名)」でTwitter検索をかけてみましょう。
もしなかなか写真が出てこない時は、「#○〇〇(イベント名) 速報」や「#○〇〇(イベント名) 撮影」などで検索すれば写真が出てきます。
2、イベントでの撮り方の構図を学ぶ
イベントでの撮影方法は基本「盛って撮るもの」ですが、並びの撮影だけでも構図は工夫が可能です。
こちらの記事でイベントでの構図の案をまとめてみたので参考にしてください。

またポートレートの写真集やノウハウ本を参考にして、屋外での撮り方の構図イメージを作っておくこともおすすめです。

3、ストロボなど機材を使って撮影する
コスプレ撮影では撮りたい写真に合わせて、様々な機材を活用することが求められます。
カメラやレンズはもちろんのこと、ストロボやストロボの効果を高めるディフューザーが欠かせません。
特に今はストロボを使用して、被写体と背景の明るさを切り分けて、被写体をくっきり目立たせる撮影方法がイベント撮影の主流になっています。
こちらの記事でイベント撮影の装備の例を公開しています。
参考にしてもらえれば、今のコスプレイベント撮影方法の流行りである「被写体がくっきり目立たせる撮影方法」が可能です。

またイベント規約で、ソフトボックスやアンブレラの使用がOKなら使うことをおすすめします。ストロボだけではなく、こういったディフューザーも合わせて揃えると良いです。


4、自然光でも綺麗に撮れる方法を学ぶ
まだストロボを持っていない…イベント規約でストロボを使えない…
そんな時でも自然光だけで綺麗に撮れる方法を学べば怖くありません。
自然光での撮影のコツは「撮影する方向に注意して、明るさを上げて、白飛びをNDフィルターで抑えること」です。
こちらの記事で詳しく解説しています。

5、現像を学ぶ
現像とはRawで撮影したデータをJPEGに変換する工程の中で、明るさや色合いなどを調整する作業のことです。
撮影した写真のクオリティを上げるためには、この現像作業が欠かせません。
現像を覚えれば、撮影した後からこんなメリットがあります。
現像のメリット
- 写真の露出(明るさ)を自在に変えることができる
- 写真の色合いを自分好みに変えることができる
- 暗い部分を明るくしたり、写真の気になる部分をピンポイントで修正できる
- 美肌補正などを行うことができる
- 背景の白飛びを修正したり、青空の色を引き立たせることができる
これ以外にも様々なメリットがあるので、ぜひとも将来的に現像を覚えましょう。
【おまけ】撮影した写真をアップする時は必ず掲載許可を!
もしイベントで撮った写真を使ってもらえなくても、自分のTwitterアカウントで掲載したいという時は、必ずレイヤーさんから掲載許可をもらいましょう。
無断でアップするのは絶対NGです。
その時は、掲載したい写真を明確にして「この写真を掲載したいけど大丈夫か?」と許可を取りましょう。
以下に掲載許可を取る場合のDMの文例を書いておきます。
イベントでの撮影写真の掲載許可のDM文例
- 今回撮影させていただきました写真を、Twitterへの掲載許可をいただけたら幸いです。掲載させていただきたい写真を以下のフォルダにまとめましたので、ご確認お願いします。
- ギガファイルなどで掲載したい写真を別のフォルダで送付する。
- 確認いただき、よろしければ掲載許可をお願いいたします。なお気になる部分があれば、修正等して返送いただいても大丈夫です。
- お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。
【まとめ】イベントは撮影の幅を広げるチャンス!

今回はコスプレイベントで撮影したデータを、Twitterで使ってもらうためのコツを解説しました。
掲載確率アップのための3つのキーワード
- マナー…正しいマナーでデータを送れているか?
- 早さ…イベント終了後、速やかにデータを送っているか?
- クオリティ…掲載したいと思う質の写真を撮影できているか?
この3つに気を付けて、撮影写真のクオリティアップのための改善をすれば、必ず掲載確率は上がります。
撮影写真を掲載してもらえれば、そのレイヤーさんと相互フォローになる確率も高まります。そこからスタジオでの撮影に繋げたりすれば撮影の幅は広がります。
イベントでのマナーや撮影方法をしっかりマスターしていきましょう。

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