今回はスタジオ撮影などで簡単に使える上に、キャラクターの雰囲気を表現する方法を紹介します。コスプレ撮影ではよく見る「ストロボを使って背景に色を付ける方法」です。
背景をいつもと違う色合いにするだけで、キャラクターのイメージや作品の雰囲気をしっかりと表現することができます。簡単にできて使えるテクニックなのでぜひできるようにしましょう。
Contents
背景に色を付けるテクニック!必要なものは?
必要なものはストロボと表現したい色のカラーフィルター。これだけあればOKです。
ストロボも高価なものである必要もなく、光さえすれば大丈夫です。
ただし撮影場所によってはある程度の光量があった方がキレイに色が付きます。
ストロボは2灯以上が必要です。
バックに1灯を入れる分、逆光となるので前から入れるもう一灯を入れないとレイヤーさんの顔が暗くなってしまうので注意しましょう。
カラーフィルターは何色かセットになっているものが楽天やAmazonなどのネット通販で購入できます。
ただしこういった本格的なセットでなくとも、100均等に売っているカラーセロファンやカラーの下敷きなどで代用することもできます。
ストロボの発光面にテープなどで付ければOKです。ただし強い発光を繰り返すとセロファンは温度で溶けてしまうことがあるので注意しましょう。
壁に色を付ける方法!やり方は?
方法は非常に簡単です。
カラーフィルターを付けたストロボを壁に向けて発光させるだけです。
コツとしては以下の2点です。
- フィルターを付けた分、強めの光で発光する必要があること。
- 距離によって壁への色や光の出方が変わるので、撮影しながら調整すること。
何回か撮影しながらちょうど良い映り具合で撮影をするようにしましょう。
ストロボで壁に色!合わせて使えるテクニックは?
ここからは合わせて一緒に使える撮影テクニックを紹介します。
一緒に使うことでさらに表現の幅が広がります。ぜひ活用してみましょう。
ストロボ壁当て+スモークを入れる!
スタジオなどにあるスモークマシンを使えば、スモークの演出とともに全体的に光や壁に跳ね返った色を淡くすることができます。
カラーフィルター2色の光を組み合わせる!
壁に当てるのは1色にこだわらずとも2色入れても面白いです。
混ざった色を表現したり、コントラストを表現することもできます。
クロスフィルターをレンズに付ける!
撮影するレンズに、光をクロス形状に変えるフィルターを付けます。
ストロボ光や反射した光をクロス形状にして、華やかな印象を与えます。特にライブステージなどで使えます。
クロスフィルターは副次的な効果として、全体的に映りもふんわりする効果もあります。
色付きのフレアを入れる!
ストロボの設置場所を工夫して、レンズの端に光が入るようにします。
うまくいけばフレアを演出して、よりライブの臨場感が出るような表現の写真が撮れます。
ストロボ壁当ては簡単に使えるコスプレ撮影テク!
今回はカラーフィルターを付けたストロボを壁に当てる撮影テクニックを紹介しました。
一度覚えれば黒ホリやライブステージブースなどはもちろんのこと、それ以外のスタジオブースでも活用できます。廃墟ブースなどで青色や赤色のカラーを付ければ戦闘シーンの演出にも使えます。
ストロボとカラーフィルターがあれば簡単にできるので、ぜひ覚えて試してみましょう。
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