テクニックとコツ

【初心者カメラマンに読んでほしい!】夜のコスプレ撮影のコツ!

コスプレ撮影においても暗くなった夜の時間に撮影できるイベントがあります。

夜景を生かした撮影は作品のシーンや雰囲気を表現するのにぴったり。
いつものスタジオや昼間のイベントでは撮れない写真が撮れるので非常に人気があります。

しかしカメラマンにとっては夜撮影はいつもの明るい屋外やスタジオとは違う、暗い状況下に合わせた設定での撮影を求められるので難しいものです…

そこで今回は夜のコスプレ撮影を行う際のコツを解説します。
特に今回は初心者のカメラマンに読んでほしい、設定等の基礎的な内容になっています。

今後夜撮影を行う予定があったり、夜撮影ができるイベントに参加したい…
また以前夜撮影をしてみてどうしてもうまくいかなかったというカメラマンはぜひ参考にしてみてください。

 

夜撮影はまず「暗さ」に合わせた設定をすること!

夜撮影の場合は、昼間の撮影と違う「暗さに合わせた設定」に切り替える必要があります。

夜撮影が難しいのは、普段通りの設定ではなく、いつもと違う設定に変えることに慣れていないから難しく感じるのです。逆にコツを掴めばそれほど難しいものではありません。

まずは背景と被写体が暗かったり、ブレたりせずにしっかりと映ることに集中して設定を変えてみましょう。M(マニュアル)での設定変更で調整するのは以下の3点になります。

  1. シャッタースピード
  2. 絞り
  3. ISO

 

夜撮影でのシャッタースピードの設定

シャッタースピードはシャッターが開いて光を取り込んでいる間の早さのことです。
1/〇〇←この数字が小さいほどシャッタースピードが遅くなります。
大きいほどシャッタースピードは速くなります。

ここではシャッタースピードをなるべく遅くすることがおすすめです。
その分、光をしっかり撮り込んで夜景を生かして映すことができます。ただし1/10秒以下の場合など極端にシャッタースピードが遅いと手ブレが起きやすく写真として使えません。

ここは自分がカメラを持って撮影した時に手ブレを起こさないシャッタースピードに調整すると良いでしょう。
具体的には1/80ぐらいまでになると思います。

何度か試してみて手ブレを起こさないことを確認して、設定をするのがおすすめです。
もちろん三脚などを使えば、より遅いシャッタースピードでの撮影も可能です。

夜撮影での絞り(F値)の設定

絞りは開放する(F値が小さい)ほどボケが強くなり、被写体を強調した写真となります。
絞る(F値が大きい)ほど背景をしっかり映します。
撮りたい写真によってここは使い分けますが、夜撮影の場合は開放するのがおすすめです。

絞りを開放することによって、全体として明るさが上がるとともに、背景にある光がボケる(通称玉ボケ)が美しくなります。
被写体をしっかり強調して、玉ボケをキレイに映す。
夜のコスプレ撮影の写真に求められるポイントをしっかり押さえることができます。

ISOは昼間よりも感度を上げる!

普段ISOはなるべく下げて撮ることが多いのではないでしょうか。
しかし夜撮影の場合は、写真を明るく映すためにISO感度をある程度まで上げます。
具体的には800~1600程度まで上げて撮影するのがおすすめです。

もちろんISO感度が低い方が画像に粗が無く、キレイに映りますが、夜撮影ではしっかりと写真に適切な明るさを残すためにもISOを上げる必要があります。

ISOは3200以上にも設定でき、さらに写真を明るくすることができますが、画質やノイズを考慮すると1600ぐらいまでに設定すると良いでしょう。

夜撮影でのストロボはパワーと光の質

夜撮影では明るさを補うためにストロボを使うことも多いです。
その場合、ストロボのパワーと光の質が重要になります。

夜撮影の場合は、ストロボのパワーは弱めになります。
具体的には1/64~1/128程度の弱めのパワーです。

夜は暗いので、ストロボを強めにするのでは?と思うかもしれません。
実際に強いパワーで撮るとすぐに被写体が白飛びして真っ白の状態になってしまいます。
周りが暗い分、光が強いとその部分だけ余計に強調されてしまうというわけですね。

次は光の質です。
ストロボからの直射はいかにもストロボ感のあるのっぺりとした映りの写真になってしまいます。通常の撮影と同様に光の質を柔らかくするディフューザーを付けると良いでしょう。

アンブレラやソフトボックスなどを通じて、なるべく柔らかい光がおすすめです。

ストロボが難しい場合…

実際にストロボで夜撮影をすると、どうしても設定が上手くいかない時があります。
これはストロボ自体のパワーが強かったり、先ほど説明した「シャッタースピード、絞り、ISO」などの設定が合っていないなどの原因が考えられます。

どうしてもうまくいかない時は、街灯や自販機などがあり、なるべく明るい場所を探して撮影するなどの工夫が必要です。

またストロボではなく、LEDライトなどの定常光型のライティング機材を使うと良いかもしれません。定常光で撮影前から写真の写り具合がファインダーで見れるので、ストロボに比べて使いやすいです。

特に安価で手に入るものも多いので、夜撮影に自信がない内はLEDライトを予備として持っていくと良いでしょう。

 

 

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