「撮影の予約をもらった!」
初心者から始めたカメラマンにとっては非常に嬉しいことです。
しかしいざ撮影に臨む前に、カメラマンとしてやっておくと良い準備があります。
当日までに「どんな写真を撮ろうかな」というイメージ作りです。具体的には構図をある程度練っておく必要があります。
コスプレ撮影はポートレート撮影の要素に「作品の世界観を表現する」要素を含む特殊な撮影です。ただキレイに撮れるだけでは物足りない写真になってしまいます。
写真を通じて作品の世界観を表現することが必要になります。
とはいえどんな風に撮影すれば良いかなんて誰も教えてくれませんよね。
そこで一番手っ取り早いのは、他のカメラマンやコスプレイヤーがどんな写真を撮っているかを参考にすることです。
【他のカメラマンの撮影した写真で参考にしたい点】
- 撮影の構図
- 同じキャラクターをどんな場所、シチュエーションで撮影しているか
- ホワイトバランスなどの色合い
- ライティング
これらを参考にしながら、近い雰囲気で撮影すると初心者のうちはうまくいくでしょう。ただしただパクるだけではなく、あくまで参考とするようにしましょう。
そこで今回は参考となる画像を集める方法を紹介します。
Contents
コスプレ撮影で参考にする写真や画像の集め方!

参考となる画像を集めるには主に以下の3つの媒体から集めるのがおすすめです。
- TwitterやインスタグラムなどのSNS
- コスプレイヤーズアーカイブのコスプレ写真
- pixiv
それぞれの特徴をまとめておきましょう。
一番今コスプレ写真が掲載されているのがTwitterです。
最新のものがアップされているので、傾向も掴みやすく一番参考になる写真が見られるでしょう。
ただし検索方法次第では関係のない画像やツイートもたくさんひっかかってしまいます。これらの中から探さないといけないので、結構時間がかかります。
コスプレイヤーズアーカイブはコスプレ活動に特化したSNSです。
キャラクター別、衣装別、スタジオやイベント別での閲覧も可能なので見やすく、探しやすいのが特徴です。
ただし一時期に比べ、コスプレ写真をアップする人が減ってしまったので、ちょっと古かったりするのが難点です。
pixivはコスプレ写真ではなく、キャライラストがアップされているサイトです。
イラストを見て、キャラや作品の雰囲気を掴むのに役立ちます。
Twitterでのコスプレ写真の探し方!

一番参考にしたいのはTwitterでのコスプレ写真ですが、普通にキャラクター名などで検索をかけてしまうと関係ないツイートもたくさん表示されてしまいます。
なので検索方法を多少工夫してみましょう。
キャラ名+〇〇で検索する
Twitterの検索窓に「キャラ名」と「コスプレ撮影に関連しそうなキーワード」を入力して検索します。例えば以下のようなキーワードが挙げられます。
- 撮影
- コスプレ
- 写真
- 衣装
- スタジオ
- ロケ
- イベント名
- COS、cosplay
- photo
などです。これらを組み合わせて検索することで、ある程度コスプレ写真に絞ってツイートを表示させることができます。
スタジオやレイヤーさんのタグから検索する!
他にタグから画像を探す方法もあります。タグとは「#〇〇〇」などツイートで青文字で表示されているものです。
このタグをクリックすると、そのタグが付けられたツイートが表示されます。
このタグの中でも活用したいのが
- 「スタジオ」や「イベント」のタグ
- レイヤーさんやカメラマンさんのタグ
この2つです。
例えば今度行く撮影場所を同じスタジオの写真を見ておくことで、どんな雰囲気で写真を撮れるかを参考にできます。
また次回撮影するキャラをメインにコスプレしているレイヤーさんのタグならその写真を参考にできます。
これらのタグを使って参考となる写真を集めましょう。
コスプレイヤーズアーカイブはキャラ検索から!
コスプレイヤーズアーカイブで写真を集める場合は、
「コスプレ写真」をクリック→検索窓にキャラ名打ち込み
これだけでそのキャラクターの写真の一覧が表示されます。
表示されると登録日の新しいものから順番に並んでいます。ここをスター数(お気に入り)や閲覧数で並び替えを行うと注目されているものから順に表示されます。
構図探しの一工夫!類似キャラも集める!
とはいえ撮影するキャラクターと同じ写真ばかりでは、どうしても似たような構図になってしまうかもしれません。
そんな時は共通点のあるキャラも同時に集めてみると良いでしょう。具体的には以下の共通点です。
- 同じ作品に登場するキャラクター
- 雰囲気が似ているキャラクター
- 同じ武器を使っているキャラクター
これらを集めると構図や撮影する雰囲気に幅が出ます。
集めた構図の活用方法!具体的にイメージを作ろう。
ある程度撮影の参考にしたい画像が集まったら、次はイメージ作りを行いましょう。
なるべく具体的にイメージを作ることが必要になります。実際に私が行っていたのは、
「どこどこで」+「こういう雰囲気で撮る」=参考画像のような写真
という具体的なイメージ作りです。
「どこどこで」とは撮影場所のことです。スタジオのブースやイベントの撮影場所が入ります。また屋外ロケであれば同じようなシチュエーションです。「背景に緑が入る場所」でといった当てはめ方ですね。
「こういう雰囲気で撮る」とはホワイトバランスなどの色合い、コントラスト、明るさなどのカメラ側の設定やライティングを使った雰囲気、またポーズをイメージします。
この2つを掛け合わせたもののイメージを具体化するのに参考画像を使います。イメージ通りに撮影できれば、参考画像のように撮れるというようなイメージを作っておきます。
いくつか例文を挙げましょう。
スタジオのステージブースで(どこどこ)+
バックにストロボライティングを入れて、正面はソフトボックスライトで明るく撮る。(どういう雰囲気で撮る)
イベント場所の公園で背景に緑の葉のある木を入れて(どこどこ)+
彩度を高くした明るい色合いで、横向きの座りのポーズで撮る。(どういう雰囲気で撮る)
これらができるだけ具体的に、数多く作っていけば当日の撮影で必ず役立ちます。
ぜひ画像を集めるだけで終わるのではなく、イメージ作りを行い、撮影に役立てましょう。
まとめ!普段から良い写真を集める癖を付けよう!
今回は撮影前にカメラマンが行っておきたい構図のイメージ作りについてでした。
これをやるとやらないのでは、大きく写真の成果が変わりますので、ぜひ取り組んでみることをおすすめします。ふんわりとしたイメージがあるかないかでも変わります。
ここでもう一つおすすめしたいことがあります。普段からTwitterで良いと思った写真は後からでも見れるように集めておくことです。
Twitterでの画像の集め方を紹介しましたが、この方法は完璧ではありません。
ある程度時間が経つと表示されなくなるツイートもありますし、キャラによっては関係ないツイートばかりでなかなか目的の写真にたどり着けないこともあります。
良いと思う写真がリツイートなどで回ってきたら、スクリーンショットなどで集めておき、実際に撮影のイメージ作りの時に参考にすると良いでしょう。
最後に、今まで説明したイメージ作りはカメラマン同様にレイヤーさんもほとんどの場合、行ってから撮影に臨みます。
まずはレイヤーさんの作ってきたイメージを聞きながら、それを優先し、撮影のポイントで自分のイメージを出して撮影するようにしましょう。
自分のイメージばかりを押し付けるのではなく、お互いのイメージを擦り合わせながら、良い写真を残せるようにしましょうね。

誰も教えてくれないコスプレイベントのアレコレ…余すところなく公開中!!
「真剣なカメラマンさん」だけにこっそりと読んでほしいnoteです。
【限定公開】世界初の『コスプレイベント』完全攻略note|コスプレカメラマン養成講座|note