機材とカメラ

コスプレ撮影に効果を発揮!レンズフィルター全5種類のまとめ解説

「なんか写真に工夫を加えることはできないかな?」
「他のカメラマンの写真と何か差をつけたいな…」

今回はそう思っているカメラマンさん向けにおすすめしたいレンズフィルターについて解説します。レンズフィルターとはレンズにセットする形で使う撮影用のアイテムです。
セットするだけで写真に様々な効果を加えることができます。

いつもの写真にもうワンポイントを加えたい!
そんな場合に役立つ記事になっていますので参考にしてみてくださいね。

 今回の記事の内容

  • レンズフィルターにはどんな種類がある?主に5種類あります。
  • コスプレ撮影におすすめのレンズフィルターはどれ?
    →NDフィルターの解説
    →PLフィルターの解説
    →クロスフィルターの解説
    →ソフトフォーカスフィルターの解説
  • コスプレ撮影での使用例も一緒に解説します。
  • レンズフィルターの揃え方!一気に買う必要はありません。

私もコスプレ撮影の中でレンズフィルターを使っています。
なんか写真が物足りないなって感じたり、作品の世界観を表現するのに役立っています。

コスプレ撮影や実際に人物撮影を行う場合では「どのようなシーンで役立つのか」や「おすすめの使い方」も合わせて解説していきますね。

レンズフィルターにはどんな種類がある?

レンズフィルターにはレンズが傷ついたり、割れたりするのを防ぐ「保護フィルター」「写真に特殊な効果を与えるもの」の2つに分類されます。

特に「保護フィルター」は大事で高価なレンズを守る役割があります。
私は使用機会の多いレンズには必ずセットで装着しています。

必需品ではありませんが、あると万が一の事故を防げるので、装着することをおすすめします。

主なメーカーはKenko(ケンコー)やマルミなどで、キャノンやNikonなどのカメラメーカーからも一部販売されています。

「特殊な効果を与えるフィルター」主なものは4種類

種類としてはたくさんありますが、主によく使われるのは以下の4種類です。
簡単に効果もまとめてみましょう。

フィルターの名称 写真に与える効果
NDフィルター 写真の光の量を抑える効果。
明るすぎるシーンで背景を映したい時に使用する。
PLフィルター 光の反射を抑える効果。
風景の空や緑などを白飛びせずはっきりと映す。
クロスフィルター 電灯などの光源の形を星型の光に変える。
キラキラした演出や夜景の撮影などに使用する。
ソフトフォーカスフィルター 写真全体が霧がかかったようなふんわりとした印象になる。

 

細かく見ていけばさらに種類はいろいろありますが、特殊な効果を作り出せるレンズフィルターでよく使われているのはこの4つです。

コスプレ撮影におすすめのレンズフィルターは?

レンズフィルターにはレンズを守る「保護フィルター」と特殊な効果を与える「4つのフィルター」があることを解説しました。

それではここからは、特殊な効果を与えるレンズフィルターがコスプレ撮影ではどのように使えるのかを解説していきましょう。

私は先ほど解説した4つのフィルター全部をコスプレ撮影で使用しています。
その経験をもとに解説していきますね。

NDフィルターは屋外撮影で背景が白飛びしてしまう時に!

NDフィルターは写真の光の量を抑える役割があります。
実際に商品名を見てみるとNDの後ろに数字が書いてあります。
「ND4」と言った感じですね。

この数字は抑えられる光の量を表しています。
数字が大きければ大きいほど抑えられる光の量が大きくなります。

具体的にコスプレ撮影等で使用する時は、屋外での使用がメインとなります。
昼間の太陽の光が強い状態で、背景の色を残しつつぼかしたいという時に使います。

被写体を引き立たすボケを作るために、F値を開放(小さくする)と背景が白飛びしてしまい、うまく映らない時があります。
空の青色や後ろの木の緑を残したいのに、全体的に白くなってしまい色が残らないという状態ですね。

そんな時にNDフィルターを使うと背景の白飛びを抑えつつ、ボケも両立しながら撮影することができます。

よく使う強さはND8~16程度です。しかし明るさの状況によって他の強さのものを使いたいという時もありますよね。そんな時に何枚も揃える必要が無いように「可変式NDフィルター」というものが販売されています。

使い方は、レンズに装着した状態で手を使って回すことでNDの強さを調整できます。
レン何枚も持ち運ばなくて良い上に、いちいち取り外す手間もない便利なアイテムです。

NDフィルターに興味があるならこちらを使うことをおすすめします。

PLフィルターは背景や一緒に映るものの反射を抑える!

PLフィルターは、NDフィルターと同じく写真の光の量を抑える役割があります。

同じ光でもPLフィルターの場合は反射を抑えて、背景や被写体の衣装の色合い、一緒に写したい植物などの色合いをしっかり映すことができます。

使い方はレンズに装着し、手でレンズフィルターをくるくる回すことによって、反射を抑える強さを調整できます。

PLフィルターもコスプレ撮影においては屋外での撮影がおすすめです。

  • 背景となる青空がぼんやりと白く映ってしまう時
  • 光が強くて、レイヤーさんの衣装が白飛びしてしまう時
  • 被写体と一緒に映したい花や緑などが反射して、白くぼやけてしまう時
  • ガラスなどに映る反射を抑えて、ガラスごしに被写体を映したい時

そういった場合に使用すると、本来の色合いをくっきりと残すことができます。

クロスフィルター|光の形を星型や雪の結晶型に変える!

クロスフィルターは、写真に写る点光源の形を変える効果があります。
点光源とは、街灯やイルミネーション、電灯やストロボや定常光の光など、発光している物体から直接目に入る光のことです。

  • 4本線に変えるものをクロスフィルター(十字架のような形)
  • 6本線に変えるものをスノークロス(雪の結晶のような形)
  • 8本線に変えるものをサニークロス(太陽の表現のような形)

という名称でそれぞれ販売されています。

コスプレ撮影においては、写真に「キラキラした印象」や「アクセント」を加えたい時に使用します。通常のライトや街灯はそのまま映すとぼんやりした点になってしまいます。
そうした時に、光の形をはっきりと変えることで華やかな印象を与えます。

  • 屋外でのイルミネーションの撮影の時にキラキラした印象を与えたい!
  • スタジオ撮影でのステージのバックライトの光の形を変えたい!

具体的にコスプレ撮影ではこのようなシーンに使います。

ただクロスフィルターは使い方が難しいフィルターの一つです。

クロスフィルターで作られる線が入った光の大きさは、点光源の光の強さに比例します。

強い光の場合、必要以上に光の形が大きくなってしまうこともあります。またイルミネーションなど点光源が多い場所では、そのすべての光の形を変えてしまいます。
この2つの性質から全体的にしつこい印象を与えてしまいがちです。

もう一つ、クロスフィルターの性質上、全体的に写真がぼやけてしまうような映りになります。それはそれで狙えば良いのですが、被写体となるレイヤーさんの顔もぼやけがちです。

そこでおすすめしたいのは「パーシャルクロススクリーン」というクロスフィルターです。

「パーシャルクロススクリーン」は装着したレンズ部分の円の4分の1の面積部分のみ、4本線の光のクロスを作ります。
これによって画面全体の光ではなく、その4分の1の部分だけ光のクロスを作れるので、しつこい印象を与えませんし、被写体の顔もぼやけなくて済みます。

使い方はレンズに装着したまま、手でくるくるとレンズフィルターを回し、4分の1の部分で光のクロスを作りたい場所に合わせます。

この「パーシャルクロススクリーン」を使えば、しつこい印象を与えずに、被写体の顔もぼやけることもなく、アクセントを加えたい部分だけアクセントを加えることができます。

ソフトフォーカスフィルター|アクセントを加える1枚作り

ソフトフォーカスフィルターは、写真全体をふんわりとぼやかしたような雰囲気に変えます。コントラストを抑えて、ベールをかぶせたような柔らかい印象を与えます。

ソフトフォーカスフィルターだけでも種類はいろいろありますが、大まかに言うと共通してこのような効果を与えます。ちなみに光が強ければ強いほど、この効果が顕著に現れます。

「柔らかい雰囲気」と聞くとかなり良いのでは?と思ってしまいますよね。特に可愛く撮るキャラのコスプレ撮影やポートレート撮影では役立ちそうです。

ただし使い方はかなり限定的です。使うとかなり写真がぼやけた印象になるからです。
作品の雰囲気があっていて、さらに光の状況が合わないとかなり不自然な印象を与えるからです。

なので私の場合は、あくまで可愛く撮るキャラや作品。さらに顔のアップではなく、背景も含めた「引き遠目の構図」を撮る時に使用します。

それもずっと使い続けるのではなく、あくまでアクセントを効かせた1枚。

「こんな撮り方はどうかな?」という1枚の提案のつもりで撮影します。それがうまく作品をマッチしてハマることもありますし、不自然な印象になることもあります。

あくまで「普通だけでは物足りないので、こんな1枚もあるよ」というアクセントの1枚。
ソフトフォーカスフィルターはそんな使い方をするのがおすすめです。

 

【まとめ】レンズフィルターのおすすめの選び方は?

今回はコスプレ撮影などで、写真の印象を大きく変える効果を持つレンズフィルターについて解説しました。

レンズフィルターについては、まず効果がある特殊なものよりも「保護フィルター」を購入することをおすすめします。よく使うレンズとセットで購入すると良いです。

その後で撮りたい写真のイメージや撮影中に感じた課題、また今後の撮影の予定に合わせて、徐々に「特殊な効果があるフィルター」を買い足していく形で良いと思います。

  • 屋外で撮影した写真の白飛びに悩んでいる=PLフィルターを買おう!
  • イルミネーション撮影の予定ができた=クロスフィルターを買おう!

最初から一通り揃える必要は全くありません。
撮影の中で保護フィルター以外のレンズフィルターは常に使うものではなく、特定のシチュエーションでアクセントを加えるものだからです。
それよりも使う場面の多いストロボなどの機材を優先的に揃えた方が良いです。

ただレンズフィルターを使って、自分の撮りたいイメージ通りの写真が撮れた時は本当に気持ちいいです。「そう!こういうのが撮りたかったんだ!」って感じになりますね。

またアクセントの効いた写真は、マンネリしている写真と違いを作れますし、他のカメラマンと差が付けられますし、反応も多くもらえることもあります。

そういった意味では、レンズフィルターは必需品ではありませんが、いつもと違う写真を撮れるグッズとして一度は試す価値ありのグッズと言えますね。

 

フィルターはレンズの「φ=フィルター径」に合わせて選ぼう!

フィルターはそれぞれのレンズのφ(フィルター径)に合わせて購入する必要があります。
使っているレンズを見ると、どこかの部分に必ず「φ〇〇」と書いてあるはずです。

この「φ〇〇」と同じ数字のフィルターを購入する必要があります。
注意したいのが、フィルターの方は表記が「〇〇mm」となっていることです。
焦点距離と間違えないようにしましょう。

レンズ側…φ〇〇
フィルター側…〇〇mm

この数字が同じものを購入しましょう。

 

いちいちレンズごとにフィルターを変えるの?→ステップアップリングを使おう!

基本的にはレンズのフィルター径に合わせて、レンズごとにフィルターを変える必要があります。ただたくさんレンズを持っている場合などはどうしてももったいなく感じてしまいますよね。

そんな時に使いたいのは、ケンコーが販売している「ステップアップリング」です。
レンズの前面に装着して、サイズの違うフィルターでも装着できるようになります。

これ一つあれば、レンズのサイズごとにフィルターを揃える必要も無くなる便利なグッズです。

 

 

レンズフィルターはカメラ屋さんや家電量販店に無い?!

レンズフィルターはそれぞれ使用するレンズのφ(直径mm)に合わせて各サイズが販売されています。購入する時は、今使っているレンズや使いたいレンズのφ(直径mm)を確認してサイズを合わせて購入しましょう。

各サイズに分かれているということはかなり細かく種類があるということです。
そのため、なかなかカメラ屋さんや家電量販店では揃いません。実際に行ってみても、品揃えはかなり限定的です。

レンズフィルターを買うのは、楽天市場での購入が一番手っ取り早いです。

各サイズのレンズフィルターを細かく探して買えますし、ほとんどの場合、メール便などで送料無料で3日間程度で届きます。ポイントも付くので、小売店よりお得に購入もできますのも良いですね。

あわせて読みたい
【カメラマン必見】楽天を活用してコスプレ撮影の機材を安く買う方法「カメラやレンズって高い…少しでも安く買う方法はないかな…」 「ストロボとかの撮影機材ってなかなか売ってないけどどこで買えばいいの…?...
【限定公開中!!】コスプレイベント&twitter完全攻略!!

誰も教えてくれないコスプレイベントのアレコレ…余すところなく公開中!!
「真剣なカメラマンさん」だけにこっそりと読んでほしいnoteです。

【限定公開】世界初の『コスプレイベント』完全攻略note|コスプレカメラマン養成講座|note


 

「もっと撮影予定を充実させたい…」悩める中堅カメラマンさん向けの1冊。
世界で唯一無二の『コスプレカメラマン専用のtwitter(X)完全攻略note』です。

【唯一無二】伸び悩む『コスプレカメラマンのためのtwitter(X)』完全攻略note