構図も気に入っている!表情もばっちり!
なのに写真がブレている…という悔しい思いをしたことはありませんか?
色や露出は後からでも微調整は加工ですが、ブレだけはどうしても直すことができません。
なので絶対にブレやピントが外れるのはだけは避けたいものです。
ブレやピントずれを防ぐのに効果的なのは、
「カメラをしっかりと正しい持ち方・構え方で扱うこと」です。
今回はコスプレ撮影でブレを防ぐために理解しておきたい3つのポイントを解説します。
この記事の内容
- コスプレ撮影はブレやすい!その原因は?
- ブレないための正しいカメラの構え方
- ブレ防止に繋がるカメラの持ち方
この記事を読めば、正しい持ち方を再確認してブレの無い写真を撮り方が身に付きます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
コスプレ撮影の写真はなぜブレやすい?その理由は?
まず知っておきたいのは、通常の風景写真等と比べてコスプレ撮影の写真は非常にブレやすい環境で撮影しているということです。
なのでなおさら正しい持ち方でカメラを持ち、ブレ防止をする必要があります。
コスプレ撮影の写真がブレやすいのは以下の3つの理由からです。
・被写体が動くレイヤーさんであること
・緊張しやすい環境での撮影が多いこと
・暗い場所での撮影などブレやすい環境での撮影が多いこと
詳しく見ていきましょう。
被写体が動くレイヤーさんであること
ずっとそこにあって動かない風景や静物撮影と違い、コスプレ撮影での被写体は動くレイヤーさんです。
ポージングをしていてもちょっとずつ体が動いていますし、
ちょっと無理な姿勢で体が安定せずにプルプルしていることもあるでしょう。
また合わせなど複数人数での撮影であれば、隣のレイヤーさんに気をとられてしまうこともあると思います。
当たり前ですが、ずっと動かずにじっとしているわけではありません。
そんな中での撮影なので、しっかり撮っているつもりでも細かいブレや急な動きでブレてしまうことがあります。
ブレを防ぐためにはなるべくカメラマンの自分がブレにくい持ち方や撮影テクニックを心掛ける必要があります。
緊張しやすい環境での撮影が多いこと
コスプレ撮影はとにかく緊張しながら撮影することが多いです。
例えば初対面の人に撮影をお願いして、写真を撮らせてもらったり…
自分以外にもカメラマンが並んで待っている中、少ない時間で撮影したり…
シェアスタジオに行けば、ブースの順番待ちで時間が無い中で撮影したり…
十分に経験を積んだならともかく初心者にとってはとにかく緊張しやすい環境での撮影が多いのが特徴です。
人によっては緊張で自分もちょっと震えているなんてこともあります。
そんな中なので写真がどうしてもブレやすくなってしまうのです。
暗い場所での撮影などブレやすい環境での撮影が多いこと
コスプレ撮影では作品の雰囲気を考えて、特殊な場所やスタジオで撮影することがあります。
日中や明るい室内での撮影ももちろんありますが、それ以上に多いのが自然光や照明が無い暗い場所での撮影です。
暗い場所での撮影はシャッタースピードが上がらずに、どうしてもブレやすくなってしまいます。
しかしシャッタースピードが遅くなっても、正しい持ち方で安定してカメラを構えていれば、ブレを防ぐことができます。
正しい持ち方で構える!ブレを防ぐのに効果的
コスプレ撮影はちょっと特殊な状況で撮影することが多く、写真はブレやすいことを説明しました。
なのでなおさら正しい持ち方を心がけて、ブレを防ぐように注意する必要があります。
それでは正しい持ち方を確認していきましょう。
カメラの正しい持ち方はしっかり両手で持つこと!
カメラは必ず右手、左手の両方で持つようにしましょう。
これは横構図、縦構図で撮る時も共通です。それぞれの手の位置を確認します。
右手はグリップ部分をしっかりと握り、人差し指をシャッターボタンに置きます。
右手以上に重要なのは左手です。
左手はレンズの下部分を包み込むように持ち、レンズやカメラの重さを支えるようにします。
これはシャッターボタンを押した時にカメラがズレてしまわないようにすることも兼ねています。
ズームレンズの場合は左手でズームを調整できるようにします。
その際、両脇はしっかりと締めて、余分な動きをしないようにします。
基本的にはこの姿勢を保ち、しっかりと構えた位置で固定させるように持ちます。
ファインダーに顔を当てて、さらに安定させる。

さらに一眼レフカメラの場合は、ファインダーにしっかりと利き目を当てて顔でもカメラを固定させるイメージにします。
こうすることでさらに前後での余計な動きを防ぐことができ、ブレを防ぐことができます。
ミラーレスカメラなどモニターを見て撮影する場合は、顔をぴったりと当てることはできません。
その分、よりしっかりと右手左手の脇をしめて、固定を強くする必要があります。
構え方のイメージは自分が三脚になったつもりで!
上半身で正しい持ち方をしたなら今度は下半身で構え方を整えましょう。
体がふらつかない楽な立ち方でカメラを構えるようにすることが一番重要です。
足は基本的に肩幅より少し開くぐらいの方が安定します。
また人によってはまっすぐに開くよりも、前後に開いた方が安定するかもしれません。
体重をどちらにかけるかはよりラクで安定する方の足にかけます。
この辺りは一度構えてみて、自分がしっくりくる立ち方で構えましょう。
イメージとしては自分が地面に立てて、安定した三脚になったつもりで構えましょう。
低い位置での構え方!
しゃがんで撮影するなど低い姿勢で撮影する場合も基本的には手の持ち方は変わりません。
ただし姿勢によっては両脇に力が入らないと思うので、その場合は楽になるような力の入れ具合に変えます。
しゃがんで撮影する場合のポイントは、片膝を地面につけてしまうことです。
両足をともに上がっているとふらつきや震えの原因になります。
片膝を地面につけて固定させることでふらつきを防ぐことができます。
またじっくり構えて撮影できる場合は、あぐらや両膝をついて撮影しても良いでしょう。
カメラがブレない持ち方、構え方の練習方法!
持ち方、構え方を理解したら撮影に生かせるように正しい持ち方、構え方の練習をしてみましょう。
鏡の前で実際にカメラを構えて見てみましょう。
全身が映る鏡があればなお良いですね。
- 正しく持って、両脇を締める
- 足は肩幅より少し開くか前後に開いて、楽で安定した姿勢にする。
- 自分が三脚になったつもりで安定しているイメージにする。
この際一番わかりずらいのが、両脇を締める時の力の入れ具合です。
あまりに力を入れすぎると窮屈な気もしてきますね。
どれくらい力を入れれば良いかの目安をお伝えします。
両脇にハンカチなどの布を挟んでみて、それが落ちないぐらいの力の入れ具合がベストです。
一度実際に試してみることをおすすめします。
ブレを防ぐためのワンポイント撮影テクニック!
正しい持ち方、構え方を身に付けたら合わせて身に付けたいブレを防ぐためのテクニックを紹介します。
合わせて実践してみるとさらに効果を発揮します。
シャッターを押す瞬間は呼吸を止める
シャッターボタンを押した力でカメラを揺らさないことはもちろん、呼吸に伴う体の動きにも気を遣うとなお良いです。
呼吸の際も自分は意識していなくても体は動いてしまいます。
なのでシャッターボタンを半押しして、ピントを合わせたら呼吸を止めると良いです。
肘を置いて固定する!
特に夜景や暗い場所での撮影で、シャッタースピードが遅くなる場合、肘を手すりや地面など安定しているものに置いて撮影する方法です。
震えが無くなり、シャッタースピードが遅い場合でも最大限までブレを防いでくれる方法です。
【まとめ】正しい持ち方でブレを防ぐよう心掛けよう
今回はコスプレ撮影に役立つカメラの正しい持ち方について解説しました。
ポイントをもう一度おさらいしましょう。
カメラの持ち方
- 右手はグリップを握り、人差し指をシャッターボタンに置く。
- 左手はレンズの下部を持ち、重さを支えるとともにシャッター時にカメラが動くのを防ぐ。
- 利き目でファインダーをのぞき、顔を付けて固定する。
カメラの構え方
- 両脇を締めて構える。
- 足は肩幅より少し広く開いたり、前後に開いて楽で安定する姿勢。
- しゃがんで撮る時は、片膝や両膝を地面につけて安定させる。
一眼レフなどには高性能な手ブレ補正がついていますが、それでも自分でも写真がブレないための対策は必要です。
その一番手っ取り早い方法が「カメラを正しく持つこと。構えること」です。
ぜひ実践してみてくださいね。

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