- ストロボの光をもっと柔らかくしたい…!
- AD200を買ったら使うべきアクセサリーって何?
- もっと人物撮影がうまくなりたい!
今回はそんなカメラマンさんに、GODOXのAD200と組み合わせて使う「H200R」というアクセサリーを紹介します。
「H200R」は一言でいうと、ストロボの光を拡散させてもっと柔らかくするアイテムです。AD200のストロボヘッドの追加アクセサリーというイメージです。
その丸い形状と作り出す柔らかい光から、プロフォトのA1という高級ストロボと光が似ていると比較されます。
驚くべきはその価格。Amazonリンクで確認してみると…
プロフォトのA1は96,000円に対して、GODOXのH200Rの価格は約10分の1の9,800円で買えます。
専用に使うAD200がおよそ38,000円程度なので、セットで購入しても47,800円。
プロフォトのA1の半分程度の価格で揃えることができます。
今回はそんなコスパ抜群のH200Rについて、レビューと使い方解説をしていきます。
Contents
「GODOX H200R」のスペック
商品名 | AD200 リングフラッシュヘッド H200R |
対応機種 | GODOX AD200 AD200pro |
対応アクセサリー | AK-R1セット EC200 |
LEDモデリングランプ | 4.3W |
直径 | 75mm |
重量 | 180g |
販売価格 | 9,800円~ (2022年4月時点 Amazon) |
H200Rは丸い形のフラッシュヘッドから、均一に広がる柔らかい光を作るのが特徴です。
ソフトボックスやアンブレラなどのストロボディフューザーと同様の効果があります。
対応機種はAD200もしくはAD200proの専用機材となっています。
他のストロボヘッドでは対応していないことも多い、LEDライトにも対応しており、AD200のモデリングボタンを押すことで光らせることができます。
大きさは直径7.5cm、重さも180gととてもコンパクト。
合わせて購入すると付属の収納ポーチがついてくるのも嬉しいポイント。
携帯性にも優れています。
アンブレラやソフトボックスなどの機材を持ち運ぶと、どうしても荷物が多くなってしまいますよね。そんな時にH200Rだけで動ければ、撮影時の機動性にも大きく差が出そうです。
「GODOX H200R」の使い方を解説!
AD200の通常のストロボを取り外して、H200Rをセットするだけで使えます。
側面のタブを引きながら、ストロボヘッドを取り外し、H200Rを差し込みます。
モデリングランプの使い方
AD200にセットした状態で、背面にある「ランプ」のボタンを押します。
EC200とのセット方法
AD200のストロボヘッドをコードで延長させて使う「EC200」に対応しています。
EC200の先端をH200Rに変えるだけです。
ストロボ発光はもちろん、モデリングランプも使えます。
もしEC200をセットした状態でライトスタンドを使いたいという時は、S型ブラケットを「GODOX S2ブラケット」にすれば使用可能です。
「GODOX S2ブラケット」は、丸形のストロボヘッドにも対応しているブラケットなので、EC200+H200Rの状態でも問題なくセットできます。
セット部分の下部が取り外し可能で、対応機種が多いのが特徴です。
AD200のストロボヘッドと光の当たり方を比較!
では実際にH200Rがどのような光り方になるかを壁当てで比較してみました。
いずれも同じ設定、同じ距離から壁に向かって発光し、光の広がり方を調べてみます。
- F値 5.6
- シャッタースピード 1/125
- ISO 200
通常のストロボヘッドとの比較
AD200に付属している通常の長方形のストロボヘッドの光です。
対してこちらがH200Rの光
比較すると、中央部を中心に強い光が当たっていたストロボヘッドの光に対して、H200Rの光は空間全体にまんべんなく広がっていることがわかります。
光の質も、反射する部分などアラが少なく、かなり柔らかい印象です。
ベアバルブヘッドとの光
PH(ベアバルブヘッド)
AD200とセットでついているベアバルブです。
まずはこちらの光から。
対してこちらがH200Rの光
光の広がり方としてはよく似ていますが、光量はH200Rの方がロスが少なく、明るくなっているのがわかります。
また光の色温度も、ベアバルブよりもH200Rの方が白く映っているのがよくわかりますね。
AD-S17(キノコヘッド)との光
こちらはAD200の関連アクセサリーである「GODOX AD-S17」です。
その形から通称キノコヘッドとも呼ばれています。
Amazonで1,300円ほどで購入できる、こちらもコスパ抜群のおすすめディフューザーです。
GODOX AD-S17の光の様子
H200Rの光
光の均一具合では非常によく似ていますが、H200Rの方が光のロスが少ないです。
まとめ
それぞれの光の当たり方を比較すると、H200Rの光の特徴はこんな感じ。
- 発光方向に均一に広がる拡散性の強い光
- ムラがなく、反射やテカリが少ない柔らかい光
- 色温度はかなり白に近い、フラットな光
このような特徴があり、かなり人物撮影向きの光であることがわかりました。
特にコスプレイベントやポートレート撮影など
「荷物は少なくしたいけど、被写体の肌をキレイに映したい!」
そんな時にぜひ活用したいアイテムです。
H200Rのワンランク上の使い方!
ここからは私自身も実践する、H200Rの活用方法を紹介します。
通常のストロボヘッドとして使用する以外にも、H200Rは工夫次第で様々な写真が撮影できます。
関連アクセサリー「AK-R1」を使用する!
H200Rには関連アクセサリーとして「GODOX AK-R1」が発売されています。
このセットを一つ買うだけで、H200Rの光を様々な形に工夫できるのでめちゃくちゃお得です。
GODOX AK-R1のセット内容
- バーンドア
- スヌート
- カラーフィルター
- リフレクター
- ハニカム
- ディフューザーボールキット
主なものを写真で紹介しましょう。
光の拡散性をさらに向上させる「ディフューザーボールキッド」
直線的ではなく、全方位に広く光を拡散させる効果が期待できます。
逆に光を直線上にだけ集中させる「スヌート」
スポットライトのような使い方ができます。
同じく光の方向性を制限する「バーンドア」
スヌートほど光を制限したくない場合や、一方向の光だけ制限したいなどの場合に役立ちます。
Amazonでの販売価格は7,300円ほど。
H200Rと同様にコスパ◎なので、ぜひセットで揃えましょう。
撮影の表現の幅が大きく広がります。
アンブレラやソフトボックスと合わせて使う!
H200R単体だけでも光を柔らかくする効果はありますが、人物撮影としては少し物足りなさを感じるかもしれません。
そんな時は同じくディフューザーである「アンブレラ」や「ソフトボックス」と組み合わせて使うことをおすすめします。
特に私自身は、ソフトボックスの内部に入れるストロボ用に使用します。
こうすることで、ソフトボックスであっても満足できる光の柔らかさを作り出すことができます。
H200Rは、ほとんどの形状のアンブレラでもソフトボックスでも対応できるサイズなので、ぜひ一度試してみてください。
【まとめ】H200Rで人物撮影のレベルアップ!
今回はAD200の専用アクセサリー、H200Rのレビューと使い方解説でした。
ポイントをもう一度まとめてみましょう。
プロフォトなどの高級ストロボの約10分の1で、人物撮影向きの柔らかい光が作れる「H200R」。
AD200を使っているカメラマンさんはぜひ活用してみましょう。
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