テクニックとコツ

青空をキレイに映せるカメラマンに!コスプレ撮影のテクニック!

明るい印象のキャラクターやアイドル等のキャラクターのコスプレ撮影では、背景として青空を一緒に映すことを求められます。

しかし普通に青空と被写体を撮ろうと思うと

  • 逆光のため、顔が暗くなってしまう。
  • 順光で撮ろうとすると顔に強い影ができる
  • 顔を明るくするために露出を整えると青空が白飛びしてしまう

こんな問題が起きてしまいますよね。
そこで今回は、被写体をキレイに映しつつ、青空も映すテクニックを紹介します。

青空をキレイに映すための写真の前提!

まず青空をキレイに映すための設定の前提として「カメラの設定は青空がキレイに映る明るさ(露出)」に固定することがあります。

青空の色が白飛びしてしまうともうどうやっても改善することはできません。
白飛び部分は、後から現像で直したりすることも難しくなってしまいます。
まずは露出を青空がキレイに映るような露出で固定させます。

しかしそうすると被写体の顔は当然、逆光で暗くなってしまいますよね。
その部分に対しての対策を考えます。
暗くなってしまう被写体の顔をどう明るく撮るかという対策です。
この部分に対して、機材や現像などのコツを使う方法を解説します。

 

一番簡単な対策はレフ板を当てること

一番簡単なのはレフ板を前から当てて被写体の顔を明るくすることです。
「暗くなってしまう部分を反射で強制的に明るくしてしまえ」という方法ですね。
ただし強すぎる逆光下では、レフ板だけではどうしても不十分になってしまいます。

そこでおすすめしたいのが「日中シンクロ」

レフ板だけではどうしても不十分な場合、おすすめしたい撮影テクニックがストロボを利用した日中シンクロです。ストロボの強力な光で被写体の顔を明るく照らします。
しっかり覚えれば簡単に使えるので、日中シンクロの設定の方法と手順を覚えましょう。

まずは背景の露出を絞りとシャッタースピード、ISOで設定

ストロボ設定の前に、マニュアルモードで「絞り」「シャッタースピード」「ISO」を調整します。ポイントは青空がキレイに映る設定にすることです。

私の場合は、まずはISOは100に設定し固定します。
理由はなるべく画質を良く保つためにISOは低めに撮りたいからです。

その後に絞り(F値)を設定します。
開放にしたり、絞ったりは背景の映り具合や被写体の人数で決めます。背景をぼかしたい、被写体が一人の場合は、開放(F2.0~2.8程度)にします。
2人以上の合わせの撮影の場合は、ピントのズレを防ぐため、F4.5以上の絞り気味にします。

最後にシャッタースピードで背景の露出を設定します。シャッタースピードを速くすれば、その分背景も暗くなります。そこで青空がキレイに映る露出を決定します。

次に微調整しながらストロボのパワーを設定する。

ISO、絞り、シャッタースピードを決めて、背景となる青空がキレイに映るように設定してからストロボのパワーを設定します。
日中シンクロを使用する場合、ストロボのパワーは強めになります。

概ね使うのは1/1のフル発光~1/16の強さです。
日中シンクロでは太陽に負けないかなり強めの光量を必要とします。

何度か試し撮りをしながら被写体の顔や全体の明るさを見て、ストロボの光量調整を行ないます。

日中シンクロの注意点は3つ!

日中シンクロを行う場合の注意点は3つあります。

一つはフル発光に近い強めの発光を繰り返すので、バッテリー切れに注意することです。
予備バッテリーや事前の充電は必ず行うようにしましょう。

2つ目は直接ストロボの光を当てるとどうしても硬めの光になってしまいます。
ここはソフトボックスやアンブレラなどのディフューザーを利用して柔らかい光を作るようにしましょう。なるべく顔の近くにセットしたいのでスタンドを利用します。
外での使用となるのでスタンドが倒れないように固定や重りを付けておきます。

3つ目はハイスピードシンクロに対応したストロボを使用することです。
シャッタースピードを早くすると、通常のストロボではシャッタースピードが追いつかずに写真に影部分ができたりして崩れてしまいます。
特に1/250より早くなるようなシャッタースピードでは対応できません。
ハイスピードシンクロモードに対応していれば、それ以上のシャッタースピードでも対応できます。

 

現像で青空を作り出す!

また撮影時に理想通りにならなくても、Lightroomを使った現像で後から青空を強調するように整えることもできます。

Raw現像で使用するAdobe社のソフト、Lightroomでは特定の色(ブルー、アクア)を編集できる機能が付いています。
現像時にこれらの色合いのみの彩度を上げて、理想的な青空を作り出すこともできます。

ただし注意したいのは、全体を調整する衣装なやウィッグなどが青空と同じような青色だと同時に強調されてしまう点です。

その場合はスポット補正などで空部分の露出や彩度を調整し、青空を強調します。

もう一つ使える補正が「かすみの除去」です。
太陽の光で白くなった部分の明るさを調整できます。そこで白飛びした雲を復活させたり、青空部分の強調に利用できます。

例え撮影時に完璧ではなくても、あとから微調整が可能なことを覚えておけば撮影がラクになります。一番ダメなのは「白飛びで青空部分が真っ白に消えていること」なのでそこだけは避けて撮影しましょう。

まとめ!青空をしっかり映してカメラマンとしてレベルアップ!

青空をしっかり背景として映すコスプレ撮影のコツを解説しました。
ポイントをまとめておきます。

  • まずはカメラ設定で露出を青空がキレイに映るように設定する
  • 次に被写体の顔を明るくする対策を行う。日中シンクロが効果的。
  • 後から現像時に微調整を行えるが、白飛びに注意して撮影する。

この3点がコツとなります。
スタジオの外ブースでも屋外ロケでも「青空と一緒に撮ること」は非常に求められることが多いテクニックなので、しっかりできるようにすれば、カメラマンとしてのレベルアップに繋がります。

ぜひ参考にしてみてくださいね。