機材とカメラ

アンブレラのメリットは?コスプレ撮影で使ってわかったポイント!

「撮影用のアンブレラって使うとどんな効果があるの?」

今回はカメラマンさんのこんな疑問に答えていきます。

ストロボを使っての撮影で同時によく使われることのある機材がアンブレラです。
ポートレートに限らず、コスプレ撮影でも良く使われていますね。

しかし実際のところ、使ってみるとどんな効果があるのでしょうか?
そこで今回はこの記事で以下の内容についてまとめていきます。

この記事の内容

  • そもそもアンブレラってどんなもの?
  • 実際にコスプレ撮影ではどんなアンブレラが使われるの?
    →実際に使っているアンブレラ紹介
  • アンブレラってどんなメリットがあるの?【4つあります】
  • アンブレラのデメリットって?【2つあります】
  • どんなアンブレラを使えば良いの?

私自身もコスプレ撮影ではアンブレラを多用しています。
屋内スタジオはもちろん、屋外でのロケ撮影など様々なシーンで使用してきました。

その経験をもとに感じたことを解説していきます。

 

撮影用アンブレラってどんなもの?大きく分けて2種類

アンブレラ反射型

アンブレラとは、被写体に当たるストロボの光を拡散させて、光の質を変えるディフューザーと呼ばれる撮影機材の一つです。

アンブレラを通じたストロボの光は「柔らかい光」となり、コスプレ撮影やポートレート撮影向きの「被写体の肌の質感を美しく見せる」効果があります。

コスプレ撮影で使われるアンブレラは大きく分けて2種類あります。

 

ストロボを光を反射させる「反射型」

被写体にアンブレラの内側を向けて設置、ストロボも内側に向けます。
アンブレラの内側に向けて、ストロボを発光します。

アンブレラの内側から反射させた光を使って被写体を照らすタイプです。
アンブレラの外側は光を閉じ込めるよう黒色の遮光になっているものが多いです。

 

ストロボの光を透過させて使う「透過型」

「透過型」のアンブレラは通称ルーセントアンブレラとも呼ばれています。

アンブレラの外側を被写体に向け設置し、その方向にストロボを光らせます。
アンブレラの布を透過させて被写体を照らすタイプです。

被写体に向ける外側の色は白色のものが多いです。

 

どんなアンブレラが使われることが多い?

大きく分けてアンブレラは「反射型」と「透過型」がありますが、この2つの中でも被写体に向ける面の色が「白」や「銀」などの色の違いもあります。

さらに大きさや傘の内部の深さ(中心部までの距離)などのサイズも様々分かれています。

アンブレラの色、大きさ、深さの関係について

  • 色については白色が光が柔らかく、銀色は硬めの光。
  • 大きさは大きければ大きいほど光の拡散力が強く、柔らかい光に。
  • 深さは浅い方が全体に広がる光になり、深いほど中心部の光量が強くなる

このように様々なものが販売されていますが、コスプレ撮影でよく使われているのは

  • 反射型もしくは透過型、色は白色
  • 大きさは33インチ(直径84cm)~44インチ(直径約110cm)程度
  • 深さは浅型が多い。

こういった種類のアンブレラがよく使われています。

 

実際にカメラマンが使っているアンブレラ紹介

ライトスタンドとアンブレラのセット

1つ目はUNPLUGEED-STUDIOの反射型33インチの浅型アンブレラです。
大きさと反射型という条件が合ったので選びました。

これとまったく同じセットをもう一つ持っていて、個撮や4人ぐらいまで小規模の合わせでの撮影では2個セットで使用しています。

このUNPLUGEED-STUDIOというブランドですが、最近ではなかなかネット通販でも販売していません。

特にブランドにこだわりがあったわけではないので、どこのでも良いと思います。
価格は同じくらいのを選べば大差ないです。ちなみに4,000円くらいでした。

一番近いのでいうとコレでしょうか。

 

もう一つはNEEWERの反射型43インチの浅型アンブレラです。

こちらは大型のアンブレラで、5人を超えるような中~大型合わせ撮影の際に2本セットで使用しています。

アンブレラは大きい方が光も柔らかくなるので、個撮でもこちらを使いたいのですが、よく行くシェアスタジオでは大きすぎて邪魔になるので控えています。

 

一緒に使っているストロボやライトスタンドは?

ストロボはGODOXのAD200。
ストロボヘッドではなく、付属の発光管ヘッドを使い、光をより拡散させています。

ライトスタンドはFOSOTOの合金アルミライトスタンドです。
AD200+大型アンブレラのセットを使っていると、激安スタンドでは安定性が悪かったのでこちらを使っています。

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実際に使って分かったアンブレラのメリット4つ

それでは実際にアンブレラを使って分かったメリットについて解説します。

一言で言うと、アンブレラは「キレイに撮りたい!」「盛って撮りたい!」というコスプレ撮影に、最適な効果を発揮します。

アンブレラの4つのメリット

  1. とにかく柔らかい光でキレイに撮れる。
  2. 大きく丸いキャッチライトを入れることができる。
  3. 光のラッピング効果で、写真全体の印象が明るくなる。
  4. 安くて手軽で効果抜群の機材

 

とにかく柔らかい光で肌がキレイに撮れる!

アンブレラで反射させたストロボ光はとにかく柔らかく、肌をキレイな質感で映します。
柔らかい光を作り出す点においては、ソフトボックスよりも断然上です。

白く柔らかな光は、特にアイドル系や制服系のキャラなど
「とにかく可愛く撮るのが正解!」という撮影の時に非常に役立ちます。

通常ストロボの光はどうしても硬めの光で、かっちりとした質感で映してしまいますがアンブレラを使用することでこの問題は簡単に解決できます。

私の場合もこの柔らかい光を求めて、アンブレラを使ったと言っても過言ではありません。
実際に使ってみると十分効果を発揮することがわかりました。

 

大きく丸いキャッチライトを目に入れることができる!

アンブレラを使用することの大きなメリットとして、傘の形状通りの大きな丸いキャッチライトを簡単に入れることができるようになりました。

キャッチライトとは、目に映る光のことです。キャッチライトが入ると被写体はイキイキとした表情に見えます。逆にないと生気のない表情に見えてしまいます。

可愛い系のキャラクターの撮影においてキャッチライトは写真の出来を大きく左右します。

2つの大きなアンブレラを使うことで、小さなブース内ならだいたいどこでもアンブレラによるキャッチライトが入るようなイメージで撮影できます。

アンブレラを2つ使うことで、いちいちレイヤーさんにライトの方を向いてもらったり、キャッチライトを意識せずに撮影ができるようになったのは大きなメリットです。

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光のラッピング効果で全体を明るく映す!

アンブレラの光は大きく拡散され、被写体から撮影場所全体を包むような明るい光となります。これはラッピング効果と呼ばれ、大きなアンブレラを使うほど効果が現れます。

実際に私の使った44インチのアンブレラなら、シェアスタジオの1ブース全体を明るく照らすぐらいの効果が現れます。

例えば照明が無く、暗い状態のブースでもアンブレラを使って明るく撮影することだって可能になりました。

どんな場所であっても、コスプレ撮影でまず求められることの多い「明るくキレイに撮る」ができるようになったのもアンブレラを揃えた強みです。

 

安くて手軽で効果抜群の機材!

アンブレラ1本の値段はほんの3,000~5,000円ほど。
Amazonや楽天などの通販で簡単に購入することができます。

使うにはオフカメラライティングの装備としてストロボやコマンダー。
設置にブラケットやライトスタンドは必要ですが、一度購入してしまえば手軽に使えます。

コスプレ撮影では「可愛くキレイに撮る」が求められることが非常に多いです。
アンブレラはそれを簡単に実現させてくれる機材。

ストロボを手に入れたらまずは揃えたい機材の一つですね。

アンブレラのデメリットは?

ここまでアンブレラのメリットを紹介してきましたが、実際に使ってわかったデメリットもあります。合わせて書いておきましょう。

大きいので使える場所や状況が限られる

アンブレラは広げると1m近い程度の直径となりますので、かなり場所を取ります。

貸し切りのスタジオや人が少ない時のシェアスタジオなどでは問題ありませんが、混雑時のシェアスタジオや屋外のイベント等では確実に邪魔になってしまいます。

もちろん規約等でも禁止されている場合もあります。

さらに広げるとどうしても風に弱いです。
過去に風にあおられて転倒してしまい、1本ダメにしてしまったこともありました。

風が強い屋外では使用を控えたり、使用する際にはライトスタンドに重りを付けておいたり、誰かに支えていてもらうなどの対策が必要ですね。

全体を明るくする=光に方向性が付けられない

アンブレラはメリットとして全体は明るくする拡散性に優れています。
逆にいうと使った場所全体に光が広がり、明るくなってしまうということになります。

この拡散性の強さは時にデメリットにもなります。
例えば以下のようなシーンではアンブレラは使い物になりません。

アンブレラが使えないシーン

  • 暗いブースで被写体だけを明るく照らしたい。
  • 背景を暗くして、作品の雰囲気を表現したい。
  • 2色以上のカラーフィルターを使って光を分けたい。

このようにアンブレラでは光が拡散しすぎて、方向をつけられないというデメリットがあります。

背景と被写体の間に距離を置いてもらうなどで対策することはできますが、もし光を全体ではなく、一部分に当てたいという場合はソフトボックスの方が優れています。

ソフトボックス+グリッドなどでより光の広がる範囲を狭めることもできます。

この点についてはアンブレラ⇔ソフトボックスで使い分ける必要があります。

【まとめ】アンブレラは「とにかくキレイに」に特化した撮影機材

ここまでアンブレラでコスプレ撮影する際のメリットや特徴についてレビューしてきました。もう一度ポイントをまとめてみましょう。

アンブレラのメリット=「明るくキレイに撮りたい時に抜群の効果」

  1. コスプレ撮影で求められる「キレイに可愛く撮る」ことができる!
  2. 大きく丸いキャッチライトをあまり意識せずとも簡単に入れられる!
  3. 暗い場所でも全体を明るくできる光のラッピング効果!
  4. 安くて使い方も簡単なお手軽機材

アンブレラのデメリット=「光に方向性が付けられない」

  1. 設置すると大型になるので使える場所、シーンが限られている。
  2. 「顔だけを明るくしたい」など部分的に明るくするのには不向き。

アンブレラとソフトボックス、どちらが良いの?と聞かれることがよくあります。
どちらも同じディフューザーではありますが、効果が変わりますので撮影シーンに応じて使い分けをするべきです。

どちらか一方だけ買う。ではなく両方揃えることで撮影できる写真の幅も広がります。

アンブレラはコスパ◎の撮影機材

アンブレラは個人的にはすごくコスパの良い機材だと感じています。

  • 1本安いものでは3,000円程度で購入できる。
  • セットも使い方は簡単
  • しかも効果が高い。

基本的には被写体の上から光が降り注ぐセットするだけでOKです。角度とかも結構適当でも大丈夫だと思います。

それだけで、コスプレ撮影では一番レイヤーさんから求めれれることが多い「肌をキレイに映した写真」が撮れます。

今まで被写体の肌をどうすればキレイに映せるのかと、ストロボの設定をいじってきましたが、アンブレラを使えばすぐに理想の映りになったのを覚えています。

同じ悩みを持っているカメラマンさんはぜひアンブレラを。

選び方や種類などはこちらの記事に詳しくまとめたので参考にどうぞ。

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