- AD200って色々あるけど何が違うの?
- AD200proⅡが新発売されたけど今までとの違いは何?
- どっちを買うかどう決めたらいいの?
今回はGODOXのモノブロックストロボの中でも人気のAD200シリーズの中から
- AD200pro(2019年7月発売)
- AD200proⅡ(2024年7月発売)
この2機種の違いについて解説します。
結論から言うとこの2機種の大きな違いは、以下の6点になっています。
- AD200proⅡでは光量が1/512まで設定可能
- 付属のストロボヘッド仕様変更(H200Ⅱ、H200JⅡ)
- モデリングランプの仕様変更(光量が0~100%に調整可能に)
- 背面の液晶スクリーンが一新(操作性の向上)
- コマンダーX3とのワンタップ接続が可能
- 実売の価格差はおよそ8,000円程度
使い勝手の良いコンパクトなサイズ感や200Wの光量など…AD200シリーズの魅力はそのままです。
いずれはAD200proⅡが主流になるでしょうが、基本的な使い方や光の状態に違いはさほどないので、この6点を基準にしてどちらを買うか決めていただければ大丈夫です。
今回の記事では
- スペック表を元にどう違うのかを解説!
- 実際に両方使ってみた感想は?
- スペック表ではわからない細かい違いまで徹底解説!
製品写真などを入れながら具体的に解説するので、ぜひ参考にしてください。
Contents
GODOX AD200proとAD200proⅡ、スペックの違いは?
まずは主要なスペックを比較してみましょう。
違いがある部分は赤文字で記載してあります。
基本的には、AD200シリーズの基本的な性能やメリットはそのまま。
より使用方法の幅を広げたり、使いやすさを改善させた改善内容になっています。
AD200proとAD200proⅡのスペック表比較
| 商品名 | Godox AD200pro | Godox AD200proⅡ |
| 付属ストロボヘッド | H200、H200J | H200Ⅱ、H200JⅡ |
| ワイヤレススレーブモード | 2.4GHz無線モード(キャノン、ニコン、ソニーなど各メーカーと互換性あり) | 2.4GHz無線モード(キャノン、ニコン、ソニーなど各メーカーと互換性あり) |
| フラッシュモード | ワイヤレスOFF/M/Multi/無線スレーブによるTTL/M/Multi | ワイヤレスOFF/M/Multi/無線スレーブによるTTL/M/Multi |
| ガイドナンバー(光の強さ) | スピードライトヘッド:52 (ISO100・m/@35mm) フラッシュチューブヘッド:60 (ISO100・m/@28mm) |
スピードライトヘッド(H200Ⅱ):52 (ISO100・m/@35mm) フラッシュチューブヘッド(H200JⅡ):60 (ISO100・m/@28mm) |
| フラッシュ閃光時間 | スピードライトヘッド:1/220~1/15380秒 フラッシュチューブヘッド:1/220~1/13510秒 |
スピードライトヘッド:1/272~1/23500秒 フラッシュチューブヘッド:1/252~1/16200秒 |
| 最大パワー | 200W/S | 200W/S |
| パワー出力調整 | 9段:81段階:1/1~1/256 各0.1刻みで調整可能 |
10段:1/1~1/512 各0.1刻みで調整可能 |
| マルチフラッシュ | 最大90回 99Hz | 最大90回 99Hz |
| フラッシュ調光補正 | マニュアル、FEB ±3段 1/3刻み |
マニュアル、FEB ±3段 1/3刻み |
| シンクロモード | ハイスピードシンクロ(最大1/8000秒) 先幕および後幕シンクロ |
ハイスピードシンクロ(最大1/8000秒) 先幕および後幕シンクロ |
| 発光タイマー | 0.01~30秒 | 0.01~30秒 |
| BEEP音 | 〇 | 〇 |
| ファン | × | 〇 |
| モデリングランプ | LED | LED |
| Opticalスレーブフラッシュ | S1/S2 | S1/S2 |
| フラッシュ継続表示 | 〇 | 〇 |
| ワイヤレスフラッシュ機能 | スレーブ/OFF | スレーブ/OFF |
| 制御可能なスレーヴグループ | 5グループ(A,B,C,D,E) | 16グループ :0~9、A~F |
| 送信範囲(約) | 最大100m | 最大100m |
| チャンネル | 32(1~32) | 32(1~32) |
| 電源 | リチウムバッテリーパック (14.4V/2900mAh) |
リチウムバッテリーパック (14.4V/2980mAh) |
| 発光回数(フル発光) | 500回 | 500回 |
| リサイクルタイム | 約0.01~1.8秒 | 約0.01~1.8秒 |
| バッテリー状況表示 | 〇 | 〇 |
| パワーセーブ | 使用後約30分経過後自動OFF | 使用後約30分~120分に調整できます。 |
| シンクロトリガーモード | 3.5mmシンクロコード ワイヤレスコントロールポート |
3.5mmシンクロコード ワイヤレスコントロールポート |
| 色温度 | 5600±200k | 5800±200k |
| サイズ | フラッシュヘッドなし 172×75×54mm
|
フラッシュヘッドなし 172×75×54mm フラッシュヘッドあり 210mm×90mm×79mm |
| 重量 | 590g(本体のみ) | 590g(本体のみ) 0.99kg( フラッシュヘッド、ランプ、電池含む) |
| 価格 (2025年1月Amazon参考) |
51,000円程度 | 59,000円程度 |
スペック表から違いがわかるのは以下の8点になります。
主にAD200proⅡで変更、改善された部分について記載します。
スペック表からわかるAD200proとAD200proⅡの違い
- ストロボヘッドが変更になっている。(H200ⅡとH200JⅡ)
- フラッシュ閃光時間がAD200proⅡの方が長い。(1/23500秒まで)
- パワー出力調整範囲がAD200proⅡの方が広い。(1/512まで)
- 冷却ファンが追加(ストロボヘッドH200Ⅱ)
- 制御可能なスレーブグループの数が増えた。(5→16)
- 付属バッテリーの容量が若干(80mA)増えている。
- サイズはフラッシュヘッドの変更分だけAD200proⅡの方が若干大きい。
- 価格差はおよそ8,000円程度。(2025年1月Amazon販売価格参照)
大きな変更となった部分だけまとめていくと、以下の点になります。
大きな変更点①:ストロボヘッドの仕様変更
まずAD200proⅡではストロボヘッドの仕様が変更になっています。
通常のストロボヘッドは、H200からH200Ⅱに。
チューブ(電球)をセットするストロボヘッドはH200JからH200JⅡになっています。
違いとしてはモデリングランプ部分です。
特に今までのH200Jには、モデリングランプ機能がありませんでした。
モデリングランプを使おうと思うと、H200に付け替える必要がありましたが、AD200proⅡではどちらでもモデリングランプが使用できます。
ちなみにこのAD200proⅡに付属している新しいストロボヘッドH200Ⅱ、H200JⅡはAD200やAD200proでは互換性がなく、使用できないので注意が必要です。
セット部分にでっぱりが追加されていて、そもそもセットすることができません。
従来AD200に付属されていたH200、H200JはAD200proⅡでも使用できます。
大きな変更点②:パワー出力範囲の変更
AD200proⅡでは、1/512まで出力範囲が広がっています。
1/512とは明るさとしてはかなり暗めの発光量です。
実際に光らせてみるとこんな感じです。
かなり小さめの光量となっています。
使用するシーンは限られますが、表現の幅が広がる仕様変更と言えますね。
大きな変更点③:冷却ファンの追加
こちらはH200Ⅱのストロボヘッドの仕様変更と言えますが、冷却ファンがついています。
実際にモデリングランプの出力100%など、負荷がかかる使用時にそこそこ大きな音がして機能します。
過度な期待は禁物ですが、本体負荷を多少軽減する機能がついたと思って良いでしょう。
大きな変更点④:制御可能なスレーブグループの数が増えた。(5→16)
AD200proⅡでは、コマンダーによって制御できるスレーブグループの数が16へと大幅に増えています。
今までのAD200proでは1~5までの数字で振り分けてグループを設定していましたが、AD200proⅡでは1~9、さらにA~Fのアルファベットでの振り分けも可能です。
これによって、設定の異なるAD200proⅡを含むストロボを最大16個まで同時に光らせることが理論上可能です。
ここまで使用した経験は私はありませんが、多灯撮影時に役立つ機能追加と言えます。
大きな変更点⑤:ストロボヘッドの分だけサイズが大きい
こちらはチューブヘッドをセットするH200JⅡをセットした場合です。
モデリングランプが追加されたH200JⅡでは、その追加分だけ横幅が多少膨らんでいます。
今までS型ブラケットに前からセットしていた場合は、膨らみの分だけセットしにくいので少し注意が必要です。
大きな変更点⑥:価格差は8,000円程度
ここまで説明したポイントが、スペック上の大きな変更点になります。
これらの変更、改善が行われて価格差はおよそ8,000円程度になっています。
この記事を書いている2025年1月では、まだAD200pro、AD200proⅡ両方ともに平行販売されている状態です。
基本的な使い方や使用方法、どっちを選ぶかは、今まで説明したスペックに魅力を感じるかどうかで決めても良いと思います。
※販売価格および価格差は変動します。
必ず販売ページを確認していただくようお願いします。
以下のリンクからそれぞれの通販サイトの販売ページを確認できます。
【開封レビューから比較!】AD200proとAD200proⅡの違いは?
AD200proとAD200proⅡの大きな違いについては、先ほどのスペックでの比較で概ね解説しました。
ここからは実際にAD200proとAD200proⅡを開封してみて、製品の細かな違い等を解説していきます。
①:外箱およびケースの違い
まず外箱の違いは写真の通りです。
製品画像の変更等の細かい違い程度でした。
ほんの少しだけAD200proⅡの方が大きいですね。
開封するとAD200シリーズでおなじみの黒いケースが入っています。
AD200proⅡでは、この黒いケースの仕様も変更となっています。
中身の写真はこんな感じです。
まずはAD200proの中身です。
続いてAD200proⅡの中身です。
基本的な内容品は変更がなく、以下のものが入っています。
- ボディ(本体)
- バッテリー(カバー付き)
- 充電器
- ストロボヘッド
- フラッシュヘッドチューブ用ヘッド
- フラッシュヘッドチューブ
- AD-E2(ライトスタンドブラケット)
- 取り扱い説明書(日本語)
- 保証書
- ケース
中身に着目して変更となっているものを紹介します。
②:充電器がUC30に変更されている!
付属されている充電器が、AD200proⅡから変更となっています。
コンセント式からUSBタイプCでも充電可能なU30へ変更となっています。
コンセントアダプタも付属しているので、USBでもコンセントでもどちらでも充電できます。充電できる幅が増えたのは嬉しいポイントですね。
③:ライトスタンドブラケット:AD-E2の仕様変更
細かい違いですが、セットで付属しているライトスタンドブラケットのAD-E2のアンブレラホルダー部分が変更になっています。
AD200proではアンブレラホルダーは差し込み式でした。
AD200proⅡでは差し込み後、ネジで固定式になっています。
個人的ではネジで固定式の方が好きです。
差し込み式だと屋外でのコスプレイベント時、強風で抜けて飛んでしまう危険があるからです。これすごく危険なのでいつもヒヤヒヤしてました。
ネジで固定式はよほど飛んでいくことはないので、安心して使用できます。
地味に嬉しい変更点と言えます。
【実際に起動→発光させた結果】AD200proとAD200proⅡの使い方に違いはあった?
ここからは実際に両方のストロボを起動させてみて、使い方や発光に違いがあったかを見ていきます。
同じ場所、時間、カメラやコマンダーの設定をそのままにしての比較です。
結論としては、発光にほとんど気になるような違いはありませんでした。
従来と同じように使用できます。
2点大きな変更をあげるとこの2つとなっています。
- 液晶表示が一新されて見やすくなっている。
- モデリングランプがより細かく設定でき、さらに最大光量も大きくなった仕様変更が行われている。
それぞれの違いについて、具体的な写真も入れながら解説していきます。
電源ボタンの変更
私も最初戸惑ったのですが、電源ボタンが変更になっています。
AD200proでは本体の側面部分にスイッチがあり、そこで起動させる仕組みでした。
AD200proⅡでは、背面の液晶ボタンに電源が振り分けられており、フラッシュボタンを長押しすることで起動されます。
液晶モニター操作がわかりやすく!!
AD200proⅡになり、よりデジタル感が増した液晶になっています。
今までのAD200proでは、F(ファンクション)キーにそれぞれの機能が振り分けられており、ちょっとわかりにくいものでした。
AD200proⅡでは、今までFキーに振り分けられていたBEEP音やID機能が、一目でわかってすぐに設定ができる仕様になっています。
ワイヤレス接続で一発設定!
AD200proⅡにはワイヤレス接続機能が加わっています。
これは互換性のあるコマンダー「GODOX X3」とチャンネルやID、設定を自動で合わせてくれる機能です。
いちいち設定を手動で合わせなくても、一瞬で設定合わせができるようになっています。
現在のところ対応しているコマンダーはX3だけなので、一緒に使うことでより便利にAD200proⅡを使用することができます。
実際の発光には大きな違いなし!【ストロボ発光】
同じ設定、同じ環境下、同じカメラでの光の違いを見てみましょう。
設定や使用機材は以下の通りです。
- カメラ:SONY a7RⅣ
- シャッタースピード:1/125
- F値:4.5
- ISO:100
- 部屋の状態:夜の真っ暗な状態
- ストロボヘッド:チューブヘッド(AD200pro=H200J、AD200proⅡ=H200JⅡ)
- 光量:1/64
まずはAD200proの発光状態です。
通常のストロボヘッドとチューブヘッドそれぞれの発光です。
次にAD200proⅡの発光状態です。
通常のストロボヘッドは中心部分から強い光が広がっています。
チューブヘッドは拡散された光が全体を照らすように広がっています。
AD200pro、AD200proⅡいずれも写真で見る限りは大きな差はありません。
ストロボ発光に関しては同じように使用できそうですね。
モデリングランプは大きな改良!!
ストロボ発光の状態は変わりませんが、モデリングランプに関しては大きく変わったポイントと言えます。
結論としては光量が大幅に向上し、さらに0~100%まで細かく設定できるようになっています。
それぞれAD200proとの比較写真を入れながら解説します。
AD200proのモデリングランプは1~3段階のみ!
今までのAD200proでは、モデリングランプは1段階で点灯させるのみ。
別売りのストロボヘッドH200Rを使用して3段階まで変更できる程度でした。
こちらも同じ環境(真っ暗な室内)で点灯させてみました。
しかし残念ながらAD200proの1段階のモデリングランプでは暗い状態です。
もっとISOを上げないと全然使えない状態ですね。
続いてH200Rを使用した際のモデリングランプの光です。
こちらも決して明るいとはいえません。
光量を最大にしてようやく見える程度…といったところ。
ISOをもっと上げて使う必要がありそうです。
AD200proⅡのモデリングランプは光量が大きく、さらに細かく設定OK
AD200proⅡではモデリングランプの出力が0%~100%まで細かく設定が可能になっています。
さらに通常のストロボヘッド(H200Ⅱ)でもチューブヘッド(H200JⅡ)いずれもモデリングランプが使用可能です。
それぞれのモデリングランプの光の状態を見てみましょう。
AD200proⅡのモデリングランプでは50%の状態からもう光が目に見えてわかります。
さらに70%~100%ではかなりくっきりと光が照らしていることもわかります。
モデリングランプが細かく設定できるようになったことに加え、光量自体も強く設定ができます。またモデリングランプの色温度も細かく設定できるようになっています。
モデリングランプについてはAD200proⅡになり、大幅に改良されたと言えるでしょう。
【ここは気にしなくて大丈夫】違いがない部分は?
今までの結果をまとめると、液晶表示や操作性の改善、モデリングランプの仕様などが大きな変更点としてあることがわかりました。
ただしこういった変更点がありながらも、基本的な使い方は変わりません。
AD200シリーズのメリットはそのままで、新しい機能の追加や改善がされたと思ってもらえば大丈夫です。
コマンダーも今までのシリーズのもので対応できます。
古いX1やXproシリーズを使っていてもそのまま使用できます。
今までGODOX社のストロボを使っていた方はもちろんのこと、
今後初めて使う方にも操作がわかりやすくなった分、おすすめできます。
【まとめ】AD200proとAD200proⅡ、どっちを選べばいいの?
今回はAD200proとAD200proⅡの違いについて比較してみました。
その結果として以下の点が変更となった主なポイントです。
- AD200proⅡでは光量が1/512まで設定可能
- 付属のストロボヘッド仕様変更(H200Ⅱ、H200JⅡで互換性なし)
- モデリングランプの仕様変更(0~100%まで細かく設定可能)
- 背面の液晶スクリーンが一新(見やすく、設定しやすくなった)
- コマンダーX3とのワンタップ接続が可能
- 実売の価格差はおよそ8,000円程度
使い勝手の良いコンパクトなサイズ感や200Wの光量など…AD200シリーズの魅力はそのままで、使い方もほぼ同じように使用できます。
どちらを選ぶかは、これらの違いやその他本記事で解説した違いに魅力を感じて価格差分の8,000円があっても良いかどうかで決めていただければと思います。
個人的には、やはりモデリングランプの大幅改良がかなり魅力です。
今までAD200proの時にモデリングランプを使うことはほとんどありませんでしたが、これからは活用の幅が広がりそうです。
最新の価格や現在の在庫状況などは以下のリンクから確認できます。
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