「ストロボって専門的な用語が多くて覚えにくい…!」
ストロボを購入したばかりの時、様々な設定があって迷ってしまった経験があります。
光量、マニュアル発光、グループ、TTLなど…覚えないといけない設定がたくさんありますよね。
その中でもわかりにくいものの1つが照射角度ではないでしょうか?
今回はそんなストロボの「照射角度とは?」について詳しく解説しましょう。
特にストロボを購入したばかりの初心者さんに参考にしてほしい内容になっています。
Contents
照射角度とは?ストロボ光の広がり方を設定する!
照射角度とはストロボで「〇mm」の数値で表される、ストロボ光の広がり方と方向性のことです。ストロボで「zoom」という表記で設定ができます。
ほとんどのストロボで24mmが一番小さい値で、そこから105mm程度まで設定できます。(ストロボによってはこの数値の設定できる幅が変わります。)
この照射角度の数値の違いは以下のようになります。
照射角度の数値は
・小さければ小さいほど光の広がり方が広く、全体を照らして回る光に。
・大きければ大きいほど光の広がり方がまっすぐ狭くなり、スポット的な光になります。
もう一つ!照射角度によって変わるのは光の強さ
「照射角度は光の広がり方と方向性を決める設定」ですが、もう一つ変わるものがあります。光の強さも照射角度によって変わります。
数値を小さくすれば全体に光が広がるため、光の量は弱くなります。
逆に数値を大きくすれば、まっすぐに狭く伸びる光になるため、光の量は強くなります。
その差は24mmと105mmの場合では光量にしておよそ1段程度変わります。
弱く全体に回すか、強くまっすぐ伸ばすかを照射角度で設定できることになりますね。
覚えておくと設定変更の時に迷うことなく変えることができます。
照射角度の使い分け方は?
照射角度の光の広がり方を覚えると、撮りたい写真やストロボでどんな効果を狙いたいかによって照射角度を設定できることができます。
ここではシーン別に最適な方法を解説しましょう。
全体に広げる光や柔らかい光を作りたい場合!
光を全体に広げたり、人物に当てた時に直射感の少ない柔らかい光にしたい場合は、照射角度は小さい値の24mmを使います。
ソフトボックスやアンブレラなどの光を柔らかくする機材を使う際にも24mmの照射角度を使います。というよりも人物がメインの被写体となるコスプレ撮影では概ね24mmで設定しておけば問題ありません。
24mmの照射角度をメインにして、そこから特殊な効果を狙う時に設定を変更します。
スポット的なライティングの時に使うのは?
スポットライトのように一部分だけ照らしたい!そんな時には照射角度の値を大きくします。105㎜などの照射をズームした時はかなりスポット的な光となります。
印象的なスポットライトを使ったり、髪などを後ろから照らしたい場合などにはこちらを使います。真っ直ぐな光で強いライティングとなります。
【まとめ】コスプレ撮影では24mmがメイン!
コスプレ撮影は被写体がレイヤーさんとなり、傾向として全体に広がる柔らかい光が求められることが多いです。基本的に24mmの広範囲で全体に回せる照射角度がメインです。
そこから特殊なライティングを行う際には、105㎜などのズームした照射角度にすると良いでしょう。
照射角度は非常に細かく設定自体が可能です。何度か映り具合を見た上で自分の一番良いと思う照射角度に設定して撮影を行うようにしましょう。
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