- ライトスタンドを使いたいけど安いのってどうなの?
- Amazonで売ってる安いライトスタンドが気になる…
- 実際に使ってみた感想を教えて!
今回はAmazonで販売している激安のライトスタンド。
「Amazonベーシック ライトスタンド」を実際に使ってみた感想をレビューします。

撮影用ライトスタンドのライトスタンドといえば価格はピンキリ。
このライトスタンドは1本2,844円、2本なら4,977円ととにかく安いのが魅力。
「初めてライトスタンドを買ってみたい!」
という方には気になるアイテムではないでしょうか。

今回はそんな激安品「Amazonベーシック ライトスタンド」について、現役カメラマンからのレビューです。
結論としては以下の通りで「やはり価格相応ではあるものの、使用頻度の高くない方には十分使えるレベル」と言った感想です。
「Amazonベーシック ライトスタンド」を実際に使ってみたレビューまとめ
- 屋内撮影には問題なく使える。
- 重い機材を載せるとがたつきはあるものの、何とか大丈夫。
- 風の強い屋外撮影には不向き。
- 使用から1年、足部分の故障で使用できなくなった。
ここからはより詳しく使用状況などを写真付きで解説していきます。
Contents
「Amazonベーシック ライトスタンド」のスペック・特徴

正式商品名称 | Amazonベーシック ライトスタンド 照明スタンド アルミニウム製 2.1m |
製造元(販売元) | Amazon |
全伸高 | 2.1m |
最低高 | 85cm程度 |
重量 | 821kg |
材質 | アルミニウム製 |
耐荷重 | 3kg |
先端ねじ規格 | 0.6cmネジ装着 |
Amazonでの販売開始日 | 2018年3月 |
Amazonでの販売価格 (2025年4月現在) |
2,844円 |
特徴①:シンプルな作りで使いやすい

伸縮部は使いやすいロック式。
開くだけで伸ばすことができ、固定の際は閉じるだけ。
また伸縮段数も2段階だけです。
シンプルな作りで使い方も難しくなく、初めての方でも簡単に使用できます。
特徴②:最低高85cm、重さ820gで携帯性はいまいち

折りたたんだ時の最低高は85cm。また重さは820gとなっています。
これは他のライトスタンドと比較しても、ちょっと大きいので持ち運びや携帯性はいまいちです。リュックに差しても大きく飛び出す大きさになってしまいます。
特徴③:専用の黒カバー付き
私は紛失してしまいましたが、専用の黒の持ち運び用のカバーが付属しています。
1本入れて持ち運ぶことができます。ただし材質としては薄いので、何回も使用しているうちに穴が開いてしまうかもしれません。
特徴④:耐荷重3kgは少し心配

ストロボ等をセットした際の耐荷重は3kgと低めです。
大型の照明機材を載せるのは不安なレベルなので注意しましょう。
写真に映っているAD200をセットする際もぐらつきがあります。
クリップオンストロボやアンブレラ、小さめのLEDライトなどは問題なく使用できます。
特徴⑤:ネジ付きでオスダボの追加購入なし

先端部は0.6cmのネジが付属しています。
S型ブラケットなどがセットできるので、追加で購入する必要はありません。
Amazonベーシック ライトスタンド」を1年使用した感想
ここからは「Amazonベーシック ライトスタンド」を1年程度使用して感じたことです。
主にコスプレ撮影等の人物撮影メインで、屋内屋外問わず使用してきました。
コスプレ撮影の場合は、通常の小型のクリップオンストロボの他、モノブロックと呼ばれる大型のストロボやソフトボックスもセットして使用します。
正直耐荷重3kg以上の負荷がかかっていた時もあったと思います。
結構な負荷がかかる状態で週2回程度。
1年間使用した時のレビューとなります。
①:屋内使用なら問題なし!
シンプルな作りですが、ライトスタンドとしては問題なく使用できます。
特に風が無く、移動する距離も少ない屋内での撮影なら全く問題ありません。
屋内スタジオでの撮影や、部屋でのLEDライト使用なら不安なく使用できます。
②:屋外撮影時は風で大きく揺れる…
逆に風のある屋外での使用の際は、ちょっと不安になるぐらい揺れます。
伸ばすとわかるのですが、センターポールはかなり細く少々頼りない作りです。
少しがたつきもあるので、このセンターポール部分がかなり揺れてしまいます。

また強風による転倒にも注意しましょう。
特に機材を使用している際は、風にあおられて何度も倒してしまいました。
荷物やアンカーを使って転倒防止策をとることをおすすめします。
③:使用から1年、足部分のネジが取れて故障…
私は使用頻度が高く、耐荷重3kgを超えてしまうような大型の機材も使用していたので、1年程度で壊れてしまいました。
三脚部分のネジが知らない間に取れてなくなり、うまくセットできない状態に…
無理な使い方をするとやはり長くはもたないようです…
④:それでも価格分は満足!
撮影用のライトスタンドは本当に価格もピンキリで、高いものでは1万を超えるものもあります。
このように少々不安はあるものの、それでもこの価格なら概ね満足しています。
ガンガン使い倒して1年間で3,000円程度なら割り切れる価格です。
屋外使用が多い方や大型の機材を使用する方には不向きですが、
まずはライトスタンドを使ってみたい方や、そこまで使用頻度が高くない方には十分おすすめできるアイテムとなっています。
【使い方解説】実際にストロボをセットするまで
ここからは使い方を写真付きで解説しましょう。
まずは三脚部分のネジを回して緩めて足を開き、地面にセットします。

足部分が伸びたら、再び緩めていたネジを閉めて固定します。
ネジが甘いと全体がぐらつきやすくなるので注意しましょう。

次にロックを外してセンターポールを伸ばします。
使用したい高さまで伸ばして、再びロックするだけです。


ストロボをセット

先端部分はネジがついています。
穴の規格があるならそのまま使用しても大丈夫ですが、アンブレラやソフトボックスなどの使用を考えるとS型ブラケットがあると良いです。

ストロボを付けたS型ブラケットをセットします。

これで使用できる状態になりました。
とにかくシンプルな作りで難しい点は一切ないので、初めての方でも簡単に使えるのは魅力です。
【まとめ】屋内備え付けライトには◎
「Amazonベーシック ライトスタンド」のレビューと使い方を解説しました。
特徴をデメリット、メリットに分けてもう一度まとめてみます。
「Amazonベーシック ライトスタンド」のデメリット
- センターポールが細く、風・機材によるガタツキができてしまう。
- 耐荷重は3kgと低め
- 折りたたんでも85cm程度あり、携帯性は△
- ガンガン使い倒すと1年程度で故障
「Amazonベーシック ライトスタンド」のメリット
- 屋内など風のない場所では問題なく使える
- クリップオンストロボや小型のLEDライトなら安定してセットできる。
- ロック式のシンプルな作りで初心者の方でも使いやすい。
- 1本2,800円程度ととにかく安い。
こういった感想になりました。
毎週のようにガンガン屋外で使うカメラマンさんは、故障しても仕方ないと思って割り切って使うか、小型機材を載せるサブのスタンドとして使うのが良いと思います。
- 「初めてライトスタンドをお試しで使ってみたい」
- 「屋内の備え付け用のスタンドが欲しい」
- 「とにかく耐久性より安さ重視!」
そんな方にはおすすめできるライトスタンドです。

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