- 使いやすいライトスタンドってあるの?
- イベントとかで手持ちで使えるライトスタンドを探している!
- 屋外で使っても大丈夫な風に強いライトスタンドを探している…
今回は品質の良いライトスタンドを探しているカメラマンさん向けの記事です。
先日購入したマンフロット(Manfrotto)のライトスタンドがめちゃくちゃ使いやすくておすすめできるのでレビューしていきます。
この記事の内容
- ワンランク上の高機能ライトスタンド|マンフロット(Manfrotto) MS0490A ナノポールのスペック
- おすすめできるメリット4選を写真付きでレビュー!
- デメリットは耐荷重が1.5kgとちょっと不安なこと…
- 実際に使った他のライトスタンド(NEEWER、FOSOTO)との比較!
- マンフロット(Manfrotto)のライトスタンドの使い方解説!
- マンフロット(Manfrotto)のライトスタンドを最安値で購入する方法!
前回紹介したFOSOTOのライトスタンドよりも少し高くなってしまいますが、手持ちポールへの切り替えができる2in1機能など…様々な機能を持っています。
特にイベントやロケなど屋外での撮影におすすめできるライトスタンドです。
ワンランク上のライトスタンドを探している方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
おすすめライトスタンド!マンフロット(Manfrotto) MS0490Aのスペック
今回購入したライトスタンド、正式名称は「マンフロット(Manfrotto) MS0490A ナノポール 4段ライトスタンド」です。
※長いので以下品名を「マンフロット ナノポール ライトスタンド」に統一します。
スペックをまとめてみました。
材質 | アルミ | 重量 | 約1kg |
耐荷重 | 最大1.5kg | 段数 | 4段(4か所が伸ばせる) |
カラー | レッド、ブラックの2色 | ||
高さ | 最低高:49cm / 最伸高:190cm / 格納高:49cm | ||
販売価格 | 13,000円程度 |
ストロボやソフトボックス、アンブレラなどを使うのに必須なライトスタンド。
マンフロットのライトスタンドは、先端が16mmのオスダボ式になっており、S型ブラケットがそのまま差し込めます。
コスプレ撮影やポートレートに使うのであれば、高さも190cmまで伸ばせるので高さには困りません。
被写体さんの斜め上から包み込むような、理想的なライティングも可能な高さです。
販売価格は、楽天やAmazonで13,000円程度。
少し価格は高めですが、高機能で人気のあるライトスタンドのようでたびたび品切れ状態になっています。
おすすめできるメリット4選をレビュー!
以前、私はNEEWERのライトスタンドを使っていました。
1本2,000円程度で買える激安品です。サブで使う場合やちょっと試しに使ってみたいという場合は、こちらを使ってみても良いと思います。
しかし3ヶ月程度使っているうちに、脚のネジが取れて紛失してしまい、使えなくなってしまったので、もうワンランク上のライトスタンドに買い換えました。
次に買ったのは記事にもした「FOSOTO」というメーカーのライトスタンドでした。
とても軽くて使いやすくて気に入っていました。
価格も4,000~7,000円程度で買えるので、今回のマンフロットのライトスタンドほど高くもありません。
しかし全体が600g程度ととても軽いため、屋外の撮影で倒れてしまうことがありました。
特に最近海沿いでの撮影時に、強風に煽られてしまうことが多かったです。
「もうちょっと高くてもいいから、風に強くて屋外使用できるライトスタンドないかな…」
そう思って調べていたところ、今回の「マンフロット ナノポール ライトスタンド」に出会いました。
しかしこのスタンド、ただ風に強いだけではなく色々な使い方ができます。
ちょっと高かったけど「買って良かった!」と思っています。
【使ってわかった!】マンフロット ナノポール ライトスタンドのメリット
- 設置部分が大きいので風に強い!平らじゃない地面にも置ける!
- 伸縮ロックはネジ式で風による転倒防止策ができる!
- 他にない機能!取り外して手持ちで使えるポール!
- 脚部分のワンポイントカラーがおしゃれ!
①風に強い!平らじゃない地面にも置ける!
まず特徴的なのは、地面に設置する脚部分です。
脚のうち、1本をが約10cm程度伸ばすことができます。
こうすることで地面に接する面積を大きくすることができ、風が吹いても倒れにくく安定します。
さらに平らでない斜面になっているような場所でも、伸ばした1本の脚を使ってバランスをとることができます。
デコボコした地面や不安定な場所でも設置でき、屋外での撮影の際に便利です。
イベントに行くと芝生の上だったり、段差があるところだったりといつでも平坦な場所ばかりではありません。
そんな場所でもぐらつくことなく設置できるのがメリットの一つです。
②伸縮ロックはネジ式で風による転倒防止策ができる!
ライトスタンドのポールの伸び縮みを調整する箇所を「伸縮ロック」と言います。
「マンフロット ナノポール ライトスタンド」の伸縮ロックは使いやすいネジ式のライトスタンドです。
ネジを回して固定を緩めることで伸縮できます。全部で4箇所ありますね。
このネジ式のライトスタンドは、カバンなどを使った転倒防止策ができるのが特徴です。
荷物をネジにひっかけることで重し代わりになり、風による転倒を防止します。
ちょうど以下の写真のようにひっかけます。
その際、アンブレラやソフトボックスなどのディフューザーが向いているのと逆方向にひっかけるように注意しましょう。
同じ方向にひっかけると同じ方向に重みがかかってしまい、重しの意味がありません。
すると余計風に弱くなって前のめりに倒れることもあります。
③他にない機能!取り外して手持ちで使えるポール!
特徴的で言えば、この機能が一番かもしれません。
このスタンドは、ポール部分が別に取り外しが可能です。
ポール底部のボタンを押すと、手持ちポールへの切り替えができます。
1本持っていけば、手持ち用のライトスタンドに切り替えることができます。
この機能、意外と便利に使えます。
ライトスタンドを手持ちできるメリット4選
- アシスタントに持ってもらい、好みの高さや角度、距離から自在に撮影できる
- ライトスタンド禁止のコスプレイベントや撮影場所で使用できる
- 手持ちでストロボを持つ時のグリップ替わりとして使える
- ライトスタンドを使って良いかわからない場所に行く時でも、手持ちポールとして切り替えできるので、余計な荷物にならない。
などなど考えただけで様々なメリットがあります。
「手持ち式に切り替えができるライトスタンド」はこの「マンフロット ナノポール ライトスタンド」以外にはほとんど見かけません。
④脚部分のワンポイントカラーがおしゃれ!
ライトスタンドのおしゃれポイントである、脚部分のワンポイントカラー。
マンフロットは赤色のワンポイントが入っています。
こちらも密かに気に入っているこだわりポイントですね。
ちょっとおしゃれなスタンド使っていると気分も良いです。
デメリットは耐荷重がちょっと不安なこと…
買ったあとに気付いたのですが、ちょっと不安なことが耐荷重についてです。
「耐荷重は最大で1.5㎏」になっています。
普段私が使っているGodoxのAD200はストロボ重量が590g。
ストロボと大型ソフトボックスやS型ブランケットと組み合わせると…かなり耐荷重ギリギリになってしまいそうです。
しかし実際にセットしてみると、特にぐらついたりすることもなく安定しています。
むしろ耐荷重が多いとされているFOSOTOのライトスタンドよりも安定しているような印象すらありますね。
こっそりと耐荷重より重いものを載せたらぐらつくとか、すぐ壊れるとかそういった心配はなさそうです。
しかし耐荷重に不安があるという場合は、違うライトスタンドを選んだ方が無難です。
こちらの記事で、他のライトスタンドのおすすめを紹介しています。
他のライトスタンド(NEEWER、FOSOTO)との比較ポイント
ここからは私が今まで購入したライトスタンドとの比較ポイントをまとめていきます。
具体的に比較できるポイントも書いていきますので、ぜひ今購入を考えているカメラマンさんはぜひ参考にしてみてください。
NEEWERとのスペック比較ポイント
私が最初に購入した激安のライトスタンドです。
とにかく安いのが特徴ですが、使い始めて3ヶ月で壊れてしまいました。
そんなちょっと丈夫さに不安はあるものの、安いNEEWERのライトスタンドと「マンフロット ナノポール ライトスタンド」のスペック比較です。
品名 | NEEWER ライトスタンド | マンフロット ナノポール ライトスタンド |
材質 | アルミ合金 | アルミ合金 |
先端 | 16mmオスダボ | 16mmオスダボ |
伸縮ロック | ネジ式 | ネジ式 |
段数 | 2段 | 4段 |
ライトスタンド重量 | 1.36kg | 1kg |
耐荷重 | 6.12kg | 1.5kg |
カラー | ブラックのみ | ブラック×レッド ブラック×ブラック |
最伸高 | 190cm | 190cm |
最低高 | 65.8cm | 49cm |
格納高さ | 65.8cm | 49cm |
販売価格 | 約2,000円程度 | 約13,000円程度 |
機能 | 特になし | ・ポール取り外し可、手持ち可能 ・凸凹でも安定設置可能。風に強い。 ・デザイン性に優れていておしゃれ。 |
それぞれ上回っているポイントをマーカーで示してみました。
端的に言って、違いは以下の点になりますね。
NEEWER激安ライトスタンドとマンフロットナノポールライトスタンドの違いまとめ
- 価格:2,000円と13,000円、価格差は6倍程度
- 耐荷重:NEEWERの方が耐荷重は多いが、実際使った感覚では差は感じない
- 持ち運びのコンパクトさ:マンフロットは49cm。リュックなどに収納可能
- 機能:マンフロットには手持ちポールと安定設置機能あり。
- デザイン:個人的にはマンフロットのデザインはおしゃれ
FOSOTOのライトスタンドとのスペック比較ポイント
続いてはFOSOTOのライトスタンドとの違いです。
こちらもとても気に入っていたライトスタンドです。
軽くて風に弱いこと以外は問題なく使えるので、もう少し手頃なものを使いたい場合はこちらでも良いと思います。
スペックを比較してみましょう。
品名 | FOSOTO ライトスタンド | マンフロット ナノポール ライトスタンド |
材質 | アルミ合金 | アルミ合金 |
先端 | 16mmオスダボ | 16mmオスダボ |
伸縮ロック | レバー式 | ネジ式 |
段数 | 4段 | 4段 |
ライトスタンド重量 | 595kg | 1kg |
耐荷重 | 3kg | 1.5kg |
カラー | ブラック×レッド ブラック×ゴールド ブラック×ブルー |
ブラック×レッド ブラック×ブラック |
最伸高 | 191.5cm | 190cm |
最低高 | 49cm | 49cm |
格納高さ | 49cm | 49cm |
販売価格 | 約4,000~6,000円程度 | 約13,000円程度 |
機能 | デザイン性はよく似ている。 | ・ポール取り外し可、手持ち可能 ・凸凹でも安定設置可能。風に強い。 |
こちらも比較すると以下の点に違いがあります。
FOSOTOライトスタンドとマンフロットナノポールライトスタンドの違いまとめ
- 価格:4,000~6,000円と13,000円、価格差は2~4倍程度
- 耐荷重:FOTOSOの方が耐荷重は多いが、実際使った感覚では差は感じない
- 機能:マンフロットには手持ちポールと安定設置機能あり。
- 伸縮ロック:マンフロットのネジ式は風対策ができて、かつ使いやすい。
結局、3つのどれがおすすめ??用途で決めよう!
実際に3つのライトスタンドを使ってみた感想としては、どれもライトスタンドとしての用途としては問題なく使えます。
これを読んでいるカメラマンさんの使用用途や予算で決めていくのが良いと思います。
比較ポイントをもう一度まとめてみました。
3つのライトスタンドの比較特徴まとめ
- NEEWER:耐久性に不安はあるのものの、とにかく安い。初めてのライトスタンドやサブでの使用におすすめ。
- FOSOTO:コスパ良い。耐久性はNEEWERより上。デザインも良い。
- マンフロット:手持ちや脚伸びなど多機能。屋外での使用が多い方におすすめ。
これ以外にも、用途別や機能別におすすめライトスタンドを一覧にまとめてみたので、よければ参考にしてみてください。
マンフロットのライトスタンドの使い方解説!
基本的にはマンフロットのライトスタンドも、他メーカーとまったく同じ使い方になります。ここでは以下の項目について写真付きで解説します。
マンフロットのライトスタンドの使い方解説一覧
- 高さの調整の方法
- S型ブラケットとストロボのセット
- ソフトボックスの付け方
- アンブレラの付け方
- マンフロットのみの機能!脚部分の伸ばし方
- マンフロットのみの機能!手持ちライトスタンドへの切り替え方法
使っている機材も合わせて紹介するので、同じセットが組みたいと思ったらそのまま参考にしてみてくださいね。
①高さの調整の方法
高さの調整は、ネジ式の伸縮ロックを緩めることで可能です。
全部で4つある伸縮ロックを回して、緩めて使いたい高さに調整しましょう。
②S型ブラケットとストロボのセット
先端部分のオスダボにS型ブラケットをセットします。
S型ブラケットのネジを緩めて、穴部分に挿してセット完了。
その後で、S型ブラケットを緩めてストロボを挟んでセットします。
③ソフトボックスの付け方
S型ブラケットに引っかけるに付ければOKです。
四角部分の4つをしっかり付ければ、風に飛ばされる心配もなく安定します。
④アンブレラの付け方
アンブレラを付ける場合は、S型ブラケットのアンブレラホルダー部分に差し込めばOKです。
⑤マンフロットのみの機能!脚部分の伸ばし方
脚部分はネジを回して緩めれば、伸ばすことができます。
最大10cmまで長さが伸びます。
⑥マンフロットのみの機能!手持ちライトスタンドへの切り替え方法
ポールの下部分にあるタブを押しながら上に引っ張れば抜けます。
手持ちポールにしてからももちろん伸縮可能なので、最大190cmまで伸ばすことができます。
手持ち部分のみの重さはかなり軽くなるので、片手でも持てる重さです。
手持ちポールにストロボ等をセットするとこんな感じ。
スタンドに戻す時は、ポールにあるでっぱり部分を引っ込めながら差し込めばOKです。
マンフロット(Manfrotto) MS0490A ナノポール 4段ライトスタンドを最安値で買う方法はAmazonや楽天!!
コスプレ撮影やポートレートで使用する撮影機材は、カメラショップや家電量販店ではほとんど買うことができません。
実店舗では品揃えも少ないので、今回紹介したライトスタンドを買うことはできないと思います。
一番手っ取り早く、撮影機材を安く買う方法はネットでの通販での購入です。
さらに楽天やAmazonなどのECサイトを利用すれば、複数の店舗の中から価格を比較検討して購入することができます。
ポイントでの還元分を使えば、さらに実質価格も安く買うこともできます。
ECサイトへのアクセス後、「最安ショップを見る」などのタブを押すことで一番安い販売ショップサイトを見ることができます。
ECショップ購入時の注意点!必ず全サイトを比較しよう!
撮影機材のほとんどは海外製品なので、どうしても価格が変動しやすいです。
タイミングによっては平気で数千円の価格差が出ることもあります。
まずは購入する前に、楽天・Amazon・yahooショッピングの3サイトをチェックしてみて、一番安いところで購入するようにしましょう。
同じ商品でも数千円近く安く買えたり、ポイントでの還元キャンペーンをやっていて安く買えることがあるので、せっかくなら3サイトを比較して損しないように安いところで買うようにしましょうね。
【おまけ】撮影機材を少しでも安く買う裏技!!
カメラ、レンズ、ストロボ…その他撮影機材ってどうしても高いですよね。
こちらの記事では、そんな撮影機材を安く買うための方法を公開しています。
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