テクニックとコツ

コスプレ撮影における構図(フレーミング)の決め方のコツ!

構図(フレーミング)を決めるとは、撮影する前に「どのくらいの範囲を映そうか」「どんな位置に被写体を置こうか」を決めることを言います。

コスプレ撮影では、作品・キャラクターの雰囲気を写真で表現するのが一番の目的ですが、構図の基本としてはポートレートで使われているものを同様に使うことができます。

今回はそんな構図の作り方を解説しましょう。
この構図の作り方の基本に沿って撮影することで、初心者カメラマンであっても整った写真を撮影することができます。
構図の迷いも無くなってスムーズに撮影することもできるようになります。

構図を整える時の第一の基本!

まず構図を整える時に心掛けたいのは、コスプレ撮影写真の主役であるレイヤーさんをどうやって引き立たせるかを念頭に置くということです。

背景や色合いなどを工夫しながらも、一番は一目見て主役のレイヤーさんを引き立たせるように構図を整えなければいけません。

アップで撮る場合であっても、引きで小さく映す場合でも、一目見て主役は何かわかるように撮ることが第一の基本です。

 

すぐに使える構図の決め方!4選を紹介!

それでは実際にポートレートの構図の決め方として代表的な4つのフレーミングを解説しましょう。
何気なく撮っている写真の中に、これらを意識するだけでぐんと整った写真が撮れ、被写体が引き立ちます。

 

被写体をど真ん中に置く「日の丸構図」

基本中の基本、被写体を写真の中心に置く日の丸構図です。
一目で被写体が主役だとわかり、インパクトもしっかり与えるというメリットがあります。

写真の真ん中に被写体を置き、ピントを合わせて、背景をぼかして撮影するのが基本です。

ただしあまりに基本中の基本の構図であり、一見するとありきたりな構図に見えがちです。
こればかりで撮影してしまうと幅が広がりにくいのがデメリットです。
日の丸構図に限らずに言えることですが、同じものばかり使わないように心がけます。

三分割法で一気にカメラマンらしい写真に!

三分割法は、ファインダーに縦2本、横2本の線を引いて三分割をします。
その線の交点に被写体を置くことによって全体が整うという構図の作り方です。
少しずれていたりしてもOKですが、交点付近に目が来るようにするとバランスが整いやすいです。

日の丸構図と違い、素人が撮った感じが抜けて、ありきたりな構図から脱却することができます。背景もしっかり生かすことができるので、作品の表現もしやすい構図です。

ある程度撮影に慣れてきたらまず覚えたい構図の作り方としておすすめです。

三分割法について詳しくまとめた記事はこちら↓
コスプレ撮影の構図のテクニック!三分割法を覚えてレベルアップ!

 

四分割法はコスプレ撮影での引きの構図で役立つ!

三分割法をさらに応用させたのが四分割法です。
縦3本、横3本の線を引いてさらに細かく4分割にします。その交点に被写体を置きます。

被写体は小さめに映りますが、その分背景や同時に映るものもしっかりと引き立たすことができます。全体で一つの絵となるような印象を与えます。
海や山などの自然物、建造物のような人工物などの印象的な背景を生かしたい時にも役立つ構図です。
こういったフィールドを歩いているような写真を撮りたい時に覚えておくと良いでしょう。

デメリットはやはり慣れないと使いずらいという点です。カメラによっては設定でファインダーに四分割のグリッドラインが引けるので、設定してみると良いでしょう。

 

周囲を囲む構図の作りで被写体を引き立たす!

トンネルなどの奥行のある背景の時に使える構図です。
額縁のように被写体を囲むように意識します。
またトンネルではなくても、木や小物で囲っても応用できます。
被写体に自然に視線を集める効果がある構図です。

スタジオのセットを利用するのはもちろんのこと、木などの自然な枝の作りで囲むように撮影しても面白い写真が撮れます。木の緑や花を生かして前ボケなどを利用しても良いですね。

 

【まとめ】構図の作り方を覚えて幅を広げよう!

すぐにマネできて覚えられる構図の作り方を4つ紹介しました。

  1. 被写体をしっかり目立たせる日の丸構図
  2. バランスの良い構図としてポトレでもよく使われる三分割法
  3. 引きの構図でバランスが整う四分割法
  4. 被写体に視線を集める効果がある周囲を囲む構図

今回紹介したもの以外にもたくさんありますが、まずはこの辺りを覚えて使いこなせるようにすれば、撮影がとてもしやすくなります。

構図を決める時のコツとして覚えておきたいのは、例え整っていて納得の行く写真が撮れたとしても、同じ構図でばかり撮影しないことです。
実際にレイヤーさんがTwitterにアップするのに使用するのはその中の1枚だったりするので、さらに他の構図を探したほうが良いでしょう。

今回覚えた4つを織り交ぜながら、時には全く無視したような構図を撮るのも良いでしょう。構図の幅を広げることが上達の第一歩となります。

またコスプレ撮影で構図を事前にイメージするには、作品を見ておくことが必要不可欠です。構図も作品の雰囲気に沿ったものにする必要があります。
コスプレ撮影独特の作品勉強についてはこちらの記事を参照してくださいね。

 

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