「コスプレイベントで撮影がしたい!」
いわゆる野良参加というやつですね。
そこで撮影して新しいレイヤーさんと繋がったり、自分の好きな作品を撮りたいという人も多いでしょう。
そう思ってもどうすれば良いかなんて誰も教えてくれません…
- 「緊張してうまく撮影できなかったらどうしよう…」
- 「いきなり声をかけてキモイと思われたらどうしよう…」
実際、私自身もカメラマン初心者のころは、せっかくイベントに行ってもろくにレイヤーさんに声をかけることもできずに、ただただイベント会場をうろうろ歩き回って帰っただけなんて経験もあります。
(1枚も撮ってないのに、無駄に足が痛いのと時間と参加費をムダにした感がやばい…)
今回の記事はイベントで一人で参加する際の「心構え」を解説します。
この心構えでイベントに臨めば、気が楽になって緊張することなく、どんどん撮影を重ねられるようになりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
続きとしてイベントでの具体的な撮影方法の流れもまとめました。
Contents
イベントの心構え=「楽しむこと」を第一に!

イベントに参加する時は、普段撮ることの無いレイヤーさんや衣装を撮れるチャンスです。しかしここで気を付けたいのが「良い写真を撮ろう」と気負いすぎることです。
イベントでの撮影は「短い時間の中で、よく知らない被写体を、緊張しながら撮る」のが基本になります。そんな短時間の撮影では普通に考えて良い写真を撮ることなんて初心者にとって至難の業です。
短時間の撮影なので、経験や機材の差がモロに出ますし、もしかしたら後から専属のカメラマンがいるかもしれません。
そんな状態の中で「すご~い」と言われ、Twitterで使われるような写真を撮るのは、撮影のコツを覚えることと慣れの両方が必要です。
一人で参加するイベントでの撮影はあくまで自分が撮りたいと思うレイヤーさんを撮って、ついでにTwitterなどで繋がれたらラッキーと思い、気楽な気分で参加することが大事です。
実際イベントに行くとたくさんのレイヤーさんが色々なキャラのコスプレをしています。
普段なかなか撮れないキャラや自分の好きな作品を撮れる!
ワクワクしながら、まるで遊園地に来たかのような気楽な気持ちで望むことが大切です。
基本は撮影されると嬉しいもの!ルール違反はNG!
「自分なんかが声をかけて迷惑じゃないかな…」
いざ声をかけようと思ってもなかなか出来ない。すごく良くわかります。
結論から言うとそう思うあなたは大丈夫です。ちゃんと常識がある人だからです。
イベントに行くとびっくりするぐらい常識の無いカメコやレイヤーさんの都合を考えないカメラマンもいます。そんな人はお構い無しにどんどん撮影だけしていきます。
撮影をお願いする前にちょっと状況を見て、迷惑そうじゃなかったら声をかけてみましょう。
- 例えば移動しようとしていないか。
- 知り合いやフォロワーなどと話をしていないか。
- ちょっと嫌そうな顔をしていないか。
そうでなければよほど断られることはありません。
といっても緊張してしまうのはよくわかります。ここでちょっと気が楽になる心構えのコツがあります。
基本的にレイヤーさんは「撮影をお願いされると嬉しいもの」です。だって言葉には出さなくても、素敵と思ったり、クオリティーが高いと思わないと声をかけませんよね。
撮影をお願いするというのは暗に「あなたは素敵!」と褒めているようなものだからです。
でも疲れていたり、移動しようと思っているのにできなかったり…変なやり取りをしなければいけないカメラマンがいるから嫌がったりする話があるのです。
基本的にはタイミングやマナーを守っているなら、嫌な顔をされたり、断られることはほとんどありません。最初は緊張するかもしれませんが、ちょっと状況を見て思い切ってお願いしてみましょう。
初心者は並んでいるレイヤーさんから撮ろう!
実際にイベントに行くと色々な状況のレイヤーさんがいます。
- 魅力的な衣装やルックスで列ができている人気レイヤー…
- 身内同士で来ていて、写メを撮り合っている。
- 一人で来ていて、隅で準備中なのか声かけ待ちかわからない…
さあどのレイヤーさんから撮らせてもらいましょうか?
実は最初に声をかけるのってすごく大事です。やっぱり一番最初が一番緊張しますし、ここで撮影開始が遅くなると本当に時間を無駄にすることになります。
もし断られたりしたら、メンタル的にも弱気になってしまいますしね…
意外に思われるかもしれませんが、初心者が最初に撮るべきは「列が出来ている人気レイヤーさん」です。いわゆる並びの撮影での撮影ですね。
理由は「一番気楽な状況で撮影できるから」です。具体的には以下の5点のメリットがあります。
- 並んでいる間に設定を整えることができる。
- 前の人の撮影方法や撮影時間を参考にできる。
- 並んでいる列ができているので断られることはほとんど無い。
- ほとんどの場合、TwitterIDの書いたスケッチブックがあるので聞いたりする必要が無い。
- 例え失敗して、うまく撮れなくても問題無い。
それぞれ解説していきましょう。
並んでいる間に設定を完了させよう。
特に列が出来ている場合、自分の撮影の順番が来るまでに5~15分程度かかることもあります。「イベントの貴重な時間が~」と思うかもしれませんが、この間に設定を整えてしまいましょう。
イベント会場や天候などの状況に合わせて、露出やホワイトバランスなどを整えて、なるべくスムーズに撮影ができるようにしておきましょう。
ただし並んでいる横からレイヤーさんを撮って設定を整えるのはNGです。
前の人の撮影時間や撮影方法を参考にできる!
実際に撮影しようと思っても、どのくらいの枚数撮って良いのか、どんなポーズをお願いしたら良いのかなどわからない人もいるのではないでしょうか?
並んでいるカメラマンの撮影状況を見て、自分はどんな感じで撮影するかどうかを決められます。具体的には撮影時間やポージングの指定、構図などです。
- 前の人がこれくらい撮ってたから自分は〇枚ぐらいだな…
- こんなポーズをお願いしてたから、自分も…
など参考にして、自分の撮影方法を組み立てることが出来ます。
ただし長時間や無理なポーズなどをお願いしていた場合は、絶対参考にしてはいけません。
断られることはほとんど無い!
列になって撮影を受けている状態なので、断られることはほとんどありません。
断られるとしたらもう移動したい場合、疲れた場合などのみです。
最初の撮影、いきなり断られるとダメージが大きく、その後の撮影にも影響しかねません。きっちりここで撮影して、最初のはずみをつけましょう。
別途TwitterのIDなどを聞く必要が無い!
列が出来るレイヤーさんはほとんどTwitterのIDが書かれたスケッチブックを持っています。撮影終了後、TwitterのIDを聞いたり、名刺のやりとりなどをする必要無く、
「スケッチブック撮らせてもらって良いですか?」と聞いて、撮らせてもらえばOKです。
その後、うまく撮影できていたらデータを送ったり、フォローを申し込みましょう。
コスプレイベントの撮影…失敗しても大丈夫!
いきなりの撮影ではうまく撮れないことも多いかもしれません。
最初でも言った通り、コスプレイベントでの撮影は「短い時間の中で、よく知らない被写体を、緊張しながら撮る」が基本になります。テクニックも慣れも不足している初心者の場合はうまく撮れないことがほとんどかもしれません。
しかし列が出来るような人気レイヤーさんなら、そんな時でも過度に落ち込む必要はありません。自分以外のカメラマンにもたくさんデータが送られてくるので、結局はあなたのことを覚えていないからです。
うまく撮れたらデータを送って、失敗したら送らない。
とりあえず最初のイベントはそんなスタンスでOKです。
もちろんうまく撮れるに越したことはありませんが、まずは撮った写真を見て反省や改善をしながら次回の撮影に生かしていきましょう。
しかしもし今後カメラマンとして活動していきたいならデータの送付は必須事項です。
もしある程度うまく撮れたと感じたらデータの送付も積極的にしていきましょう。
【まとめ】コスプレイベントでの心構えをおさらい!
ここまで初心者カメラマンがコスプレイベントに参加する際の心構えを説明しました。
ポイントは以下の3つになります。
- 目的は楽しむことを第一に!普段はできない撮影を楽しもう!
- マナーを守ったカメラマンからなら撮影をお願いされると基本嬉しいもの。
- 最初の撮影は、列が出来ているレイヤーさんを選ぶべし!
コスプレイベントでの撮影って慣れないうちはとにかく緊張との戦いになります。
素敵なレイヤーさんと繋がりたいと焦る気持ちはありますが、まずは気楽な気持ちで、楽しんでイベント撮影を楽しんでみましょう。写真もその方が必ず良いものが撮れますよ。
ただし何度も言いますが、迷惑をかけるような撮影やマナー、ルール違反は避けましょう。
「キモイ」と思われないような撮影の具体的な流れは次の記事で詳しく解説します。

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