- コスパの良いクリップオンストロボが欲しい…
- コスプレ撮影やポートレートにもしっかり使えるクリップオンストロボってどれ?
- GODOX TT685ⅱってどうなの?
- GODOXの他のストロボと比べてどう?
今回はGODOXのクリップオンストロボ「TT685ⅱ」についてのレビューです。
実際に使ってみてTT685ⅱの魅力はこの3点にあると思います。
- クリップオンストロボながらガイドナンバー60の強い光量。
- オフカメラライティングに必要な機能を一通り揃えていること。
- それでいて純正品やモノブロックストロボよりも圧倒的に安いこと。
まさにコスパに優れたストロボの代表格と言ったところ。
私も長らく主力のストロボとして使用していましたが、屋内でのスタジオ、イベント撮影等のシーンで困ることなく撮影できました。
ほとんどがクリップオンストロボとして使うのではなく、ライトスタンド等に設置してのオフカメラライティングに使っていました。
嬉しいのは販売価格18,000円(2025年2月Amazon参考)という価格です。
カメラメーカーが販売している同等品のストロボはこの何倍もの価格が高いですし、同じGODOXのストロボの中でも手頃な価格かつスペックも十分です。
「人物撮影に初めてストロボを使ってみたい!」
そんな初心者の方~ライトユーザーにおすすめできるストロボです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回はこの「GODOX TT685ⅱ」についてレビューしていきます。
- スペックや機能、使い方の解説
- 実際の使用感や光量の写真付き解説
- 他のクリップオンストロボとの違い
- 今はTT685Ⅱを使っていない理由
この4点について解説していきます。
今TT685Ⅱを使おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
Contents
GODOX TT685ⅱのスペック
| 製品名 | Godox TT685ⅱ |
| ガイドナンバー(光量) | GN60 |
| 発光量調整 | 1/1~1/256 ±3段 1/3刻み |
| 対応メーカー | Canon、Nikon、SONY(商品名末尾のアルファベット)で区分け |
| フラッシュモード | TTL、マニュアル、マルチ |
| HSS(ハイスピードシンクロ) | 〇 最大1/8000秒 |
| 自動調光TTL | 〇 |
| ズーム | 20~200mm |
| TCM機能 | 〇 |
| 垂直回転角度 | -7~120 |
| 水平回転角度 | 0~330 |
| グループ割り当て | 5グループ(A,B,C,D,E) |
| チャンネル | 32(1~32) ID=01~99 |
| ワイヤレス伝送システム | 2.4GXシステム搭載 親機としても使用可能 |
| 送受信範囲 | 約100m |
| BEEP音 | 〇 |
| モデリングランプ | × |
| バッテリー | 単三乾電池4本 および外部電源(PB960対応) |
| フル発光 | 230回 |
| リサイクルタイム | 約0.1~2.6秒 |
| バッテリー状況表示 | 〇 |
| サイズ | 約64×76×190mm |
| 重量 | 410g(電池含まない) |
| 価格(2025年2月時点Amazon参考) | 18,000円程度 |
特長①:GN(ガイドナンバー)60の強い光量
TT685ⅱの一番の魅力はやはりGN60とクリップオンストロボとしては強い光量にあります。
これだけの光量があれば様々な使い方が想定できます。
- 室内のモノ撮り
- 室内での人物撮影
- 明るすぎない屋外での人物撮影
これくらいの場所なら十分に対応できる光量となっています。
特に人物撮影でストロボを使いたい場合の入門用としておすすめです。
人物撮影は、ストロボの強い直射の光を使用せずに、ディフューザーと呼ばれるソフトボックスやアンブレラなどの撮影機材を使う場合がほとんどです。
その場合はより強い光量が必要になりますが、TT685Ⅱの光量なら対応できます。
特長②:TCM機能搭載
TCM機能とは、TTLモードの撮影設定をそのままマニュアルモードへの瞬時に変換できる機能のことです。
TTLモードとは自分で光量などを調整するマニュアルモードと違い、ストロボ側で、撮影環境に合った設定に自動で作ってくれる機能です。
そしてTCM機能とは、そのTTLモードで作った設定を数値化して瞬時にマニュアルモードへ変換してくれる機能になります。
どんな時に役立つの?
例えば初めてストロボ撮影を行う場所で、どんな設定にすればよいかわからない時にTTLモードで概ねの光量を把握。
その後、TCM機能を使用し、出された設定から好みに応じて微調整する…
そんな使い方ができます。
特にストロボ撮影に慣れていない方に役立つ機能になっています。
特長③:クイックリリースロックシステム対応
クイックリリースロックシステムとは、ざっくり言ってカメラのホットシューにセットする際の手順を大幅に減らして、取り外しやすくなった機能です。
従来までのGODOXのクリップオンストロボは、ネジ式のロックナットを使用していました。このネジ式が結構面倒で、いちいちネジを回して緩めてセット。
その後、ホットシューにセットしてもう一度ネジを閉める。
外す時もネジを緩めて必要がありました。
この手間を無くし、スライドとワンタッチだけで取り外ししやすくなったのが特長です。
これは大きな改善で、非常に取り回しやすくなっています。
特長④:ワイヤレス伝送(Xシステム)対応
TT685Ⅱは、遠隔からの操作ができるXシステムに対応しています。
コマンダーを使って、遠隔から光量を調整することができます。
遠隔操作ができると、ストロボを被写体の近くなどの好きなところに置いて発光させる「オフカメラライティング」が可能になります。
ライトスタンドにセットしたり、ディフューザーと組み合わせて使用することで人物撮影使用の幅が広がります。
さらにTT685ⅱは、コマンダーの代わりとしてワイヤレスを送信する親機の機能も持っています。カメラにセットしながら、好きな位置にセットしたストロボを遠隔で操作できます。
特長⑤:圧倒的にコスパが良い!
強い光量と初心者向きの機能、オフカメラライティングに必要な機能を備えたストロボとして、販売価格18,000円程度は非常にコスパが良いです。
例えばCanonn純正でGN60、TTL等の機能に対応しているクリップオンストロボ「Canon スピードライト 600EX-RT」はAmazonでの販売価格が52,800円となっています。
対してTT685ⅱは、販売価格が圧倒的に安い18,000円程度です。
純正品と中国メーカーGODOXとの違いはあると思いますが、それでもこの価格差は圧倒的です。
私自身もこのGODOXのコスパの良さに惹かれて、ずっと使用しています。
今までに10台以上GODOXのストロボを使ってきましたが、初期不要などは1台もなく、どれも2年以上問題なく使用できています。
撮影機材の費用を抑えたい方や、まず手軽に使えるストロボを探しているという方にはおすすめできるので、チェックしてみてください。
他のGODOXのクリップオンストロボとの違いは?
GODOXには他にもクリップオンストロボが販売されています。
主な機種との違いは以下の通りとなっています。
TT350との違い
まずはGODOXのクリップオンストロボの中でも人気のTT350。
小型ながらTTL機能を搭載し、非常に使いやすいストロボとして人気です。
GODOX TT685ⅱとTT350の主な違い
- GN:TT685ⅱは60、TT350は36。光量はTT685ⅱが上。
- 発光量調整範囲:TT685ⅱは1/1~1/256、TT350は1/1~1/128
- サイズ:TT685ⅱ=190×64×76mm、TT350=140 x 62 x 38 mm
- 電池:TT685ⅱは単三電池4本、TT350は単三電池2本
- スレーブグループ:TT685は5、TT350は3
- 送信範囲:TT685ⅱは100m、TT350は30m
- リサイクルタイム:TT685ⅱは約0.1~2.6秒、TT350は約0.1~2.2秒
- 販売価格:TT685ⅱは18,000円程度、TT350は14,000円程度
全体としてTT350は小型を武器にしたストロボで、光量は弱めです。
屋内のモノ撮り等には向いているかもしれませんが、屋外使用は少しもの足りなく感じてしまうかもしれません。
TT685との違い
TT685ⅱの前機種であるTT685は、光量など基本的な性能には違いはありません。
一番の違いは、取り外しに便利なクイックリリースロックシステムがあるかどうかです。
また操作ボタンの配置等が改善されて、より使いやすくなっているのが特徴です。
ただし現在のところ、前シリーズのTT685はほとんど販売されていないので、TT685Ⅱを選ぶことになると思います。
TT600との違い
続いてGODOXのクリップオンストロボの一番人気と言っても良いTT600との違いです。
TT685ⅱと同じGN60で十分な光量。かつ販売価格も安いです。
特に初めてストロボを買う方にはおすすめできるストロボです。
私も自身も初めて買ったストロボはこのTT600でした。
主な違いとしては以下の5点になっています。
GODOX TT685ⅱとTT600の主な違い
- TTL機能の有無:TT685ⅱはあり、TT600はなし。
- HSS機能の対応:TT685ⅱは対応、TT600は非対応。
- ID設定の有無:TT685ⅱはあり、TT600はなし。
- 親機としての機能の有無:TT685ⅱはあり、TT600はなし。
- 販売価格:TT685ⅱは18,000円程度、TT600は10,000円程度
TT685ⅱに比べ、機能を大きく削減したのがTT600の特徴です。
この機能の削減と価格差のバランスを考えて選ぶと良いでしょう。
【開封から使用まで】GODOX TT685ⅱの使用レビュー
ここからは実際に届いてから使用するまでの過程を写真付きでレビューしていきます。
まずは外箱の状態からです。
箱を開けると以下の内容物が入っています。
- TT685ⅱ本体
- ソフトカバーケース
- 取り扱い説明書(日本語)
TT685ⅱの外観レビュー
液晶画面側
反対側の本体
側面部分です。
単三乾電池を4本入れる部分です。
フラッシュ部分にはキャッチライトパネルが付いています。
カメラとの接合部になります。
金属製でできており、壊れにくく安心して使用できます。
さらにクイックリリースロックシステムで簡単に装着できるようになっています。
実際に使用するまでのレビュー
使い方は非常に簡単です。
まずは単三乾電池を4本入れます。
クリップオンで使用する場合は、カメラのホットシューに装着します。
そして電源を起動、使用したいモードの設定を行います。
TTLモードなら最適な光量を調整して発光してくれますし、マニュアル発光時には自分で光量を調整して発光させます。
これで設定完了です。
シャッターと連動してストロボ発光が行われます。
オフカメラライティングのやり方
カメラのホットシューを使わずに使用する、オフカメラライティングのやり方についてもレビューします。
まずは液晶下操作部分の一番右側にあるボタンを押します。
画面の表示として「RX」と表示されているか確認します。
「RX」がTT685Ⅱを受信側に設定するモードとなっています。
その後コマンダーとチャンネルを同じものに合わせます。
またグループについてもA~Eの中から合わせます。
必要ならIDも設定します。
※IDとはチャンネルとは別に、ストロボの電波の振り分けを細かく行う機能です。
他の使用者との混線を防ぐ役割があります。
MENUからチャンネルとIDを選択をして調整できます。
コマンダーも同じチャンネル、IDに設定を行います。
これでシャッターと連動して発光する準備ができました。
次にライトスタンド等にTT685ⅱをセットします。
セットするにはS型ブラケットが必要となります。
これで準備完了です。
あとはコマンダーで光量等を遠隔で好みに設定できます。
実際に光らせてみた!
カメラ側の設定等は同じで光量だけ調整した時のレビューとなります。
撮影時の設定は以下の通りになっています。
- カメラ:SONY a7RⅣ
- コマンダー:GODOX X3
- 部屋の状態:明かりは付けずに真っ暗な状態
- シャッタースピード:1/125
- F値:F4.5
- ISO:100
- 壁との距離:80cm程度
- ディフューザー:なし
1/4ぐらいから白トビが顕著に見られます。
GN60として十分な光量があることがわかりますね。
本音レビュー:TT685ⅱを使わなくなった理由は?
TT685ⅱはクリップオンストロボとしては十分おすすめできるストロボです。
ただ私自身は今はコスプレ撮影ではTT685ⅱを使用していません。
理由はこの4点です。
- 屋外撮影が多く、光量不足を感じたから。
- 強い連続発光時に不安を感じるから。
- 乾電池式が少し面倒だから。
- クリップオンで使用する用途がないから。
① 屋外撮影が多く、光量不足を感じたから
コスプレ撮影はイベント等での屋外撮影が多いです。
その場合、日中シンクロと呼ばれる撮影方法となり、かなり強い光量が必要となります。
TT685ⅱはクリップオンストロボの中では強い光量でも、正直頼りなさを感じます。
実際に夏の炎天下の中では、光量が足りないことも多くありました。
② 強い連続発光時に不安を感じるから
またそんな屋外での日中シンクロのような強い光量をバンバン使う環境では、乾電池式のTT685ⅱでは、どうしても発光が追い付かないことがありました。
例えばフル発光の光量、1/1では体感としてリサイクルタイムが2秒程度かかります。
これを繰り返すとさらにリサイクルタイムは長くなり、場合によってはヒートしてしばらくの間使えなくなることもあります。
時間も限られる環境での撮影でのストロボ不調は避けたいところ。
ここもTT685ⅱを使わなくなった理由でもあります。
③ 乾電池式が少し面倒だから
使用頻度が高かったため、電池を交換する回数が多かったです。
充電式の乾電池を買えば問題ないのですが、使った電池を捨てたりするのが面倒でした。
④ クリップオンで使用する用途がないから
あとは私自身が、カメラのホットシューにセットして使うことがほとんどないからです。
人物撮影の場合、被写体の顔に光が届くようになるべく近い位置にストロボをセットします。クリップオンストロボでは構図も限られてしまいます。
ほとんどがライトスタンドでにストロボをセットして使っていたので、別にクリップオンストロボである必要がありませんでした。
人物撮影には「AD200シリーズ」が一番おすすめ!!
私が今、人物撮影のメインストロボとして使用しているのは「GODOX AD200」です。
AD200はモノブロックと呼ばれるストロボの小型サイズで、コンパクトながら200w/sの強い光量が特徴で、GODOXのストロボの中でも一番人気と言えるストロボです。
AD200なら屋外の人物撮影でも十分に使える光量ですし、充電式の専用電池で、バンバン使っても発光が追い付かないこともありません。
「人物撮影で使うのがメイン」という方はこちらを検討しても良いと思います。
こちらにAD200の最新シリーズ、AD200proⅡのレビュー記事を書いています。
【まとめ】TT685Ⅱは入門用ストロボとしておすすめ!
今回は「GODOX TT685ⅱ」についてのレビュー記事でした。
TT685ⅱはクリップオンストロボとしては非常に優秀で、コスパの良い機種です。
- 屋外でのモノ撮り
- 屋内での人物撮影
- 明るすぎない屋外での撮影
こんな用途になら、十分すぎるほど効果を発揮できます。
価格も光量がGN60のストロボの中では、破格の安さと言っても良いです。
ストロボ撮影の入門機種としてまず試してみたい!
そんな方にはおすすめできるストロボです。
誰も教えてくれないコスプレイベントのアレコレ…余すところなく公開中!!
「真剣なカメラマンさん」だけにこっそりと読んでほしいnoteです。
【限定公開】世界初の『コスプレイベント』完全攻略note|コスプレカメラマン養成講座|note
「もっと撮影予定を充実させたい…」悩める中堅カメラマンさん向けの1冊。
世界で唯一無二の『コスプレカメラマン専用のtwitter(X)完全攻略note』です。


