- 安くてもしっかりしているライトスタンドを探している!
- Amazonで人気のUlanzi TT43ってどうなの?
- Ulanzi TT43を使ってみた結果を教えて!
今回は新しく購入したライトスタンド「Ulanzi TT43」のレビューです。
「Ulanzi TT43」の最大の特徴は優れた携帯性にあります。
逆折れ格納式で他のライトスタンドよりもコンパクトに収納可能。
折り畳んだ際の大きさはわずか43cmと携帯性に優れたライトスタンドです。

リュックと組み合わせてもサイドに収納できるので持ち運びしやすいです。

さらにそれぞれの足の角度・長さが自由に調節可能な画期的な仕様。
設置場所に最適な角度に合わせられます。
段差や岩場など通常のライトスタンドが置きにくい場所での設置も可能です。

それ以外にも
- それぞれの足の角度・長さが調節可能で設置場所を選ばない。
- 重さ約800gで持ち運びが便利
- 擦り傷がつきにくく、触り心地の良い特殊強化加工。
- バックパックをひっかけるフック付きで屋外での風対策も万全。
こういった特徴がありながらAmazonでの販売価格は4,500円未満。
この記事を書いている時点でのAmazonのライトスタンドの人気ランキングでも1位の人気商品です。
今回はこの「Ulanzi TT43」を写真付きで詳しくレビュー。
そのメリットとデメリットを本音でレビューします。
結論としては、今までのライトスタンドと違うので最初は使い慣れなかったですが、「コンパクトでサブストロボとしてはあり!」と買って良かったと思っています。
より詳しく解説していきます。
Contents
「Ulanzi TT43」のスペック

正式商品名称 | Ulanzi TT43 |
製造元(販売元) | Ulanzi |
全伸高 | 190cm |
最低高 | 45cm |
重量 | 約0.8kg |
材質 | アルミニウム合金製 |
耐荷重 | 3kg |
先端ねじ規格 | 1/4ネジセット |
Amazonでの販売価格 (2025年4月現在) |
4,399円 |
「Ulanzi」は2015年に設立されたカメラアクセサリー専門のメーカーです。
三脚からLEDライト、チューブライトなど数多くのアイテムを販売しています。
小型で携帯性に優れたアイテムが特徴的で、最近カメラマンの中でも使っているのを多く見かけるようになりました。
特徴①:携帯性は抜群!!45cmの超コンパクトサイズ

折り畳んだ際の携帯性は今まで使ったライトスタンドの中でもトップクラス。
逆折れ式で43cmまでコンパクトに畳めます。
この大きさなら機内持ち込みも可能ですね。

写真のようにリュックと組み合わせて運ぶのも簡単です。
特徴②:足の長さ、角度がそれぞれ調節可能
「Ulanzi TT43」はそれぞれの足の角度と長さを自由に調節できる仕様です。
足の構造はどちらかというと、三脚に近い構造になっています。
こちらのタブを押すと角度を自由に調節できます。
止める際はタブから離すだけでOK。
角度が決まるとカチっと音がして固定されます。

風に強いベタ付けにも調整可能です。

段差や不安定な場所には、1本だけ足を伸ばしたり、角度を変えて対応可能。
設置場所を選ばずに、安定して設置できる作りになっています。
特徴③:さらさらした触り心地の材質
材質は他ライトスタンドでも使われている丈夫なアルミニウム製です。
ただ表面は金属むき出しではなく、特殊加工されています。

非常に触り心地が良く、持ち運びも快適に行える地味に嬉しい仕様になっています。
特徴④:バックパックを引っ掛けるフック付き
センターポールの底部に、荷物を引っ掛けるフックが付いています。
このフックにリュックやアンカーなどを引っ掛けることで屋外での転倒防止策ができます。

今までのライトスタンドだとポールに巻き付けたり、伸縮ネジに無理やり引っ掛けたりとなかなか手間がかかっていましたが、Ulanzi TT43はここに引っ掛けるだけでOKです。

特徴⑤:価格が安い!!
他のライトスタンドには特徴をいくつも備えながら、価格が安い。
現在の販売価格は4,399円となっています。
初めてライトスタンドを買う方にも追加でもう1本欲しい方にも嬉しい価格設定です。
「Ulanzi TT43」の使い方を写真付きで解説
ここからは実際の写真付きでより詳しくレビューしていきます。
製品特徴と合わせて使い方もわかるように解説していきます。
他のライトスタンドより圧倒的にコンパクト!

比較写真に映っているのは同じくAmazonで人気の「Amazonベーシックライトスタンド」です。
折り畳んだ際の大きさはAmazonベーシックライトスタンドが85cm。
対する「Ulanzi TT43」は45cmと半分近くの差となっています。
コンパクトさなら他に並ぶものがないライトスタンドとなっています。
使い方①:伸縮はバックルの開閉でOK!

伸縮部分は3段になっていて、いずれもバックルの開閉だけで操作できます。
いちいち回して調整する必要のあるネジ式よりも簡単です。
最大190cmまで伸ばすことができます。

また足の長さも同じくバックルで操作できるので簡単に変えられます。
足の長さも最大約70cmまで伸ばせます。
使い方②:足の角度調整はスイッチで行う

足の角度調整は、それぞれの根元のスイッチで行います。
スイッチを押すとカチカチと角度が変わっていき、セットした角度でスイッチから手を離せばOKです。

使い方③:風や転倒防止は足のベタ付けor荷物をかける

屋外使用等で風による転倒が心配な時は、足の角度をベタ付けにしましょう。
その上に荷物を置けば大抵の転倒を防げます。
ただしその場合、最大高が低くなってしまうのが嫌な場合はフックを活用します。
足の角度をあげて、センターポール底部のフックに荷物をかけます。

このようにダブルの方法で風対策が可能になっています。
使い方④:1/4ネジ装着で幅広い機材に対応!

先端部は多くの撮影機材に汎用性が高い1/4ネジが付いています。
ストロボやLEDライトをそのまま設置するのも可能です。

またS型ブラケットやアンブレラホルダーがあれば、ディフューザーも使用可能です。
「Ulanzi TT43」を使って感じたデメリット・メリット
私は「Ulanzi TT43」を使って半年程度、主に人物撮影用(コスプレ)で屋外、屋内問わず使用してきました。
耐荷重は3kgと低めながらも、AD200などの重めのストロボも使ってきたので、結構ハードに使ってきた方だと思います。
その中で感じた悪かった点と良かった点について解説します。
デメリット①:最大190cmは少し小さい…
伸ばした時の最大の高さが190cmと少し人物撮影としてはもの足りないです。
「Ulanzi TT43」は構造上、足の角度によって最大の高さが変わってしまいます。
ほぼ直立するような高さで使って190cm。
少し角度を緩やかにして使うと、もっと低くなってしまいます。
人物撮影用としては少し低く、もし使用の幅を広げたい方は、もうワンサイズ上で最大高270cmの「Ulanzi T270」の使用をおすすめします。
デメリット②:ライトスタンドに慣れていると使い方に戸惑う
「Ulanzi TT43」は従来のライトスタンドと違い、三脚に近い使い方をします。
根元のタブで足の角度を調整して、地面に設置する作りです。

今までライトスタンドを使っていた方には少し使いづらさを感じるかもしれません。
ただこちらはすぐに慣れるので問題ないと思います。
慣れてしまえばセットも一瞬で完了します。
デメリット③:足角度設定の故障

使い始めて半年、足の角度調節がうまく効かなくなりました。
常に足が1本ぶら下がる感じになってしまいました。

しかし原因は根元部分のネジが緩みで少し閉めたら直りました。
他にもAmazonのレビューで同様の故障された方がいたので、もしかしたらこの部分が少し脆いのかもしれません。
もし同様の故障が見られたら、根元部分のネジを確認してみてしてください。
メリット①:やはり一番の武器はコンパクトなこと

このようにデメリットはありつつも、概ね満足する使用感です。
一番良かったのはやはりそのコンパクトさです。
特に屋外イベントや遠征で撮影に行く際、ライトスタンドは結構な荷物になりがちですが、「Ulanzi TT43」は荷物にならずに増やせる嬉しい1本でした。
重さも約0.8kgとそれほど気にならないので、手で持っても(触り心地もいい!)リュックのサイドにセットしてもOKです。
メリット②:不安定な場所でも設置OK

次に足の角度が自由自在なので、通常のライトスタンドが設置しにくい段差のような場所でも設置できます。
特に階段でのセットがしやすく、屋外でも屋内でも重宝します。
他にも岩場や斜面など…通常のライトスタンドでは設置をためらってしまう場所でも問題なく設置できます。
メリット③:買いやすい価格!
Amazonでの販売価格は4,399円とピンキリのライトスタンドの中ではかなり安い方です。
特殊な機能が付いたライトスタンドは1万を超えるようなものも多いのですが、かなり買いやすい価格設定になっています。
しかしその価格の割に作りもしっかりしているのでそこは安心です。
センターポールや足部分もそこそこ太く、安定性があります。
【まとめ】「Ulanzi TT43」はサブの1本として最適
最後に私自身の使用用途を紹介します。
私は「Ulanzi TT43」を荷物を増やしたくない時のサブの1本として使っています。
通常は屋外撮影等では2本のライトスタンドをメインとして使用しますが、下からの光が欲しくなったり、バックライトが欲しくなったりと…もう1本使いたい時があります。
そんな時に荷物にならないコンパクトサイズの「Ulanzi TT43」は非常に重宝します。
使いたい時だけリュックから出してまた収納すればいいからです。
しかも自由に調整できる足の作りで、好きな場所に置けるのも嬉しいポイントです。
「とにかく安くてコスパの良いライトスタンドを使いたい!」という方にはもちろん、
「予備で荷物にならないライトスタンドをもう1本欲しい!」という方におすすめできる品質と価格になっています。

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