- GODOX(ゴドックス)のAK-R1ってどう?ちゃんと使える?
- ストロボの光に色々な変化を付けたい!
- 撮影方法の幅を広げたい!いい機材ないの?
今回はカメラマンさん向けのこんな悩みに応えます。
GODOX(ゴドックス)から発売されている「GODOX AK-R1」というアクセサリーを一つ持っていれば、ストロボを使った撮影方法の幅が大きく広がります。
今回はこの「AK-R1」を使ってみたレビューとそれぞれの使い方について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
GODOX(ゴドックス)AK-R1の概要
商品名 | GODOX AK-R1フラッシュヘッドアクセサリーキッド |
発売日 | 2019年1月25日 |
販売価格 | 7,300円(2022年4月時点Amazonで) |
対応機種:別売アクセ必要なし | GODOX V1、GODOX AD100pro |
対応機種:H200R必要 | GODOX AD200、AD200pro |
対応機種:S-R1必要 | GODOXや他メーカーのクリップオンストロボ |
セット内容 | ドームディフューザー、カラーフィルターなど7点 |
AK-R1は一言でいうと、ストロボの光の質を変えるアイテムがセットになったGODOXの関連アクセサリーです。
セット内容は以下の通りです。
GODOX AK-R1のセット内容とそれぞれの効果一覧
- バーンドア :光に方向性を付ける
- スヌート :光の範囲を直線上に限定する
- カラーフィルター:光の色を変える
- ディフューザープレート:光を柔らかくする。
- ハニカム :光の届く範囲を狭くする
- ディフューザーボールキット:光を拡散させ、柔らかい光にする
- バウンドカード:反射させた光を被写体に当てる
これらのセットで構成されており、小さいポーチにすべて収納可能です。
コンパクトに持ち運びできて、簡単に光の質を変えることができます。
撮影機材の軽減にも繋がりますね。
【最大の特徴】どのストロボでも使える高い汎用性!
AK-R1のアクセサリーはそれぞれが丸形のストロボヘッドに対応しています。
しかし付属の部品を使えば、どの形状のストロボにも対応可能です。
GODOXで販売されているストロボなら、おおむね使用可能です。
「V1」や「AD100pro」などの元々円形のストロボヘッドのものなら、付属の部品なしでそのまま使用可能です。
PH(あまぞんから)
AD200なら、別売のアクセサリー「H200R」を使えば使用可能。
GODOXのクリップオンストロボ(TT600やV865Ⅱなど)なら「GODOX S-R1」というアダプターリングを使えば接続可能です。
なお「GODOX S-R1」を使えば、GODOX以外のNEEWERなど他メーカーのクリップオンストロボにも使えます。
今から揃えるなら「S-R1」と「AK-R1」がセットになったものもあるので、こちらを選択するのがおすすめです。
AK-R1の使い方は超簡単!
AK-R1はそれぞれのアクセサリーに磁石が入っており、丸形ストロボヘッドや「S-R1」に直接接続することができます。
ここではAD200に使う場合の方法を解説しましょう。
まずはAD200のストロボヘッドをH200Rに変えます。
あとはそれぞれのアクセサリーをくっつけるだけ。
ここではドームディフューザーをくっつけてみます。
磁石は結構強力で、少しの風などでは取れないようになっています。
屋外などでも安心して使えますね。
取付、取り外しともに簡単にできるのも嬉しいポイントです。
AK-R1のアクセサリーをそれぞれレビュー!
ここからはそれぞれのアクセサリーを使ってみて、光がどのように変化するかをレビューします。以下の設定で同条件下での光の変化をみてみましょう。
使用したカメラ | SONY α7RⅢ |
使用ストロボ | GODOX AD200pro+H200R |
F値 | F5.6 |
シャッタースピード | 1/125 |
ISO | 400 |
撮影場所 | 電気を消すと暗い、夜の屋内で白壁に向かって発光 |
①バーンドア :光に方向性を付ける
4つの仕切りの角度を使って光に方向性を付けることができます。
仕切りで区切られた方向には、ストロボ光が入りません。
写真では、右側に仕切りを作りました。
その方向には光が入っていないのがわかります。
被写体の一部分だけ暗くしたりなど、影を使った写真表現が可能です。
②スヌート :光の範囲を直線上に限定する
光を遮り、直線上だけに集中させます。
ストロボの光は拡散せずに、直線方向にまっすぐ伸びます。
直線的に長く伸びたスポットライトのような表現ができます。
例えばコスプレ撮影では、ステージ上での撮影でスポットライトの代わりに使えます。
③カラーフィルター:光の色を変える
光に色を付けるためのカラーフィルターです。
AK-R1には黄色系として3種、緑色系として1種のカラーフィルターが入っています。
ストロボの光をカラーフィルターの色に変えることができます。
個人的にはこれが一番使用頻度としては高いかもしれません。
④ディフューザープレート:光を柔らかくする。
光を拡散させて柔らかくするアイテムです。
人物撮影に使えます。
ただし光を柔らかくする効果は少なめです。
もっと柔らかい光を作ろうと思ったら、付属のディフューザーボールキットと合わせて使ったりなど、他のディフューザーと組み合わせて使うことをおすすめします。
⑤ハニカム :光の届く範囲を狭くする
ハチの巣状になっているハニカムです。
光の届く範囲を絞って狭くして、集中させます。
感覚としては、バーンドアほど光の絞りは強くなく、伸びも弱い印象です。
写真では壁に当たっているのでわかりにくいですが、直線で伸びる距離も短くなります。
背景はしっかり暗さを付けたい時などにおすすめです。
⑥ディフューザーボールキット:光を拡散させ、柔らかい光にする
光を全方向に拡散させるディフューザーです。
直射を避けて、柔らかい光に変える効果があります。
AK-R1に入っているアクセサリーでは一番光の拡散効果が強いです。
ムラが少なく全方向に広がっているのがわかります。
人物撮影や反射によるテカリを避けた撮影に使えます。
⑦バウンドカード:反射させた光を被写体に当てる
光を反射させるバウンス効果があるカードです。
光を柔らかくしたり、被写体の目にキャッチライトを入れたい時に役立ちます。
結果検証:一つのセットで色々な光を作れる!
AK-R1に入っているそれぞれのアクセサリーについてレビューしました。
これ一つ買えば、様々な光の表現が可能になります。
写真撮影の幅が広がることは間違いなしです。
一つ持っておいても確実に損はないアイテムと言えます。
【AK-R1】のフル活用方法!
ここからはAK-R1をより活用するために私自身も実践する使い方について紹介します。
それぞれを単体で使っても良し。
他の機材と組み合わせても良し。
紹介するのは一部になりますが、ぜひ参考にしてあなただけの使い方を見つけてください。
①ディフューザー同士の組み合わせて使う!
AK-R1に入っているアクセサリーをそれぞれ組み合わせて使う方法です。
例えば私の場合、ドームディフューザーとディフューザープレートを使い、より人物撮影向きの柔らかい光を作ります。
他にもカラーフィルターとスヌートやバーンドアを組み合わせることで、色付きのスポットライトを演出することもできます。
またAK-R1に入っているアクセサリーだけではなく、アンブレラやソフトボックスなどの他の機材と組み合わせることも可能です。
特にアンブレラやソフトボックスと組み合わせれば、より拡散された柔らかい光になります。
ここで紹介したのはほんの一例です。
ぜひ撮りたい写真に合わせて、あなたなりの改造をしてみてはいかがでしょうか。
②単体で揃える、買い足すことも可能!
AK-R1にはそれぞれのアクセサリーが一個ずつ入っています。
しかしストロボを2つ以上のいわゆる多灯で使うと、足りなくなってしまいますよね。
そんな時は、AK-R1の中のアクセサリーを単体で購入することもできます。
全てが単体で販売されていませんが、需要の高いドームディフューザーなどはAmazonでも単体で販売されています。
使ってみて物足りなくなったら、必要なアクセサリーだけを買い足して使用しましょう。
③カラーフィルターは他の色も揃える(V-11C)
AK-R1のカラーフィルターは黄色系と緑色系のみが付属しています。
しかしこの2色では物足りないという場合は、別売のカラーフィルターを買い足すことで、使用可能です。
全部で15色。各2枚ずつ入ったセットの「GODOX V-11C」です。
コスプレ撮影などで使用頻度の高い赤やピンク、紫、青ももちろん入っています。
材質はAK-R1のカラーフィルターが固いプラスチックでしたが、こちらは薄いビニール。
しかし色の付き具合としては支障ありません。
使い方はAK-R1付属のカラーフィルターと同様です。
カラーフィルターが使えると、人物撮影の幅が大きく広がります。
ぜひカメラマンにおすすめしたいアイテムです。
【まとめ】AK-R1は持っていて損はないアクセサリー
今回はGODOXの関連アクセサリー「AK-R1」のレビューと使い方について解説しました。
それぞれのアクセサリーに個性があって、自由な発想で使えるとても良いアイテムでした。
「今よりもっと色々な表現の写真を撮りたい!」
「今の写真にマンネリを感じている…」
そんなカメラマンさんは一つ持っておいても損はないアイテムです。
AK-R1以外にもGODOXには撮影の幅を広げたり、便利にする関連アクセサリーがたくさん販売されています。
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